全日本鹿協会 Japan Deer Society

鹿ニュース(2017年8月20日~9月5日) その他編

【目撃】御嶽山でシカの侵入進む 8合目付近で確認相次ぐ/岐阜

林野庁中部森林管理局岐阜森林管理署は、御嶽山岐阜側八合目付近(標高2,500メートル)で、今年6月と7月の2回、別個体とみられるニホンジカを確認したと発表。ニホンジカの高山帯侵入が確実に進んでいると警戒を強めている。同署は2016年10月31日~今年8月3日、岐阜側からの登山道五カ所にセンサーカメラを設置し、ニホンジカの生息状況を調査していた。八合目付近のカメラが6月13日に性別不明の一頭、7月3日に雌と思われる一頭を撮影していた。隣の長野県ではニホンジカによる被害で、南アルプス・仙丈ケ岳「馬の背のお花畑」(標高2,700メートル)がいったん消滅。八ケ岳連峰・横岳でもコマクサが食い荒らされている。同署の松嶋克彰・総括地域林政調整官は「現在はまだ植生などへの被害は出ていないが、7月に撮影された個体が雌だとすると繁殖している可能性もある」と警鐘を鳴らす。同署はニホンジカの御嶽山侵入を下呂市、県、岐阜大、飛騨森林管理署などに知らせたほか、岐阜側九合目の山小屋「五の池小屋」や登山客に情報提供を依頼。正確な実態把握に努めている。(2017/8/25 中日新聞 より)

 

 

【その他】免許所持者は3年で1・5倍 「狩りガール」増で業界活性化

農作物を荒らすイノシシやシカを駆除するハンターが高齢化で不足する中、狩猟免許を取った「狩りガール」が注目されている。環境省の資料によると、2014年度の女性の狩猟免許所持者数は3184人(うち猟銃を扱う第1種は1205人)。2年で約1.5倍増。「大日本猟友会」の浅野能昭専務理事は、「統計はとっていないが、30歳前後が中心という印象で、ジビエなどの食をキッカケに興味を持った人が多い。鳥獣被害の現状を知り、社会貢献したいという熱い思いを抱いて来る人もいる」と話した。しかし、増えたといっても、全体のわずか1.6%。重い銃や仕掛けを背負い、山の道なき道を行かねばならぬなど体力的な問題は大きい。また、銃を扱うためには、狩猟免許とは別に『銃の所持許可』を取らなければならないが、公安委員会による身辺調査で事情を知った身内や上司から、“女のくせに”“やめてくれ”と言われるケースもあり、“偏見”という見えない壁もある。それを乗り越えハンターとなった女性は並のオトコよりたくましいだろう。狩りガールのおかげで、狩猟業界自体が活性化しつつあるという。(2017/8/27 日刊ゲンダイ より)

 

 

【現状】全国のニホンジカ及びイノシシの個体数推定等の結果について(平成29年度)

 環境省では、鳥獣保護管理法に基づく指定管理鳥獣捕獲等事業の推進に向けて、全国的な生息状況の動向を把握するため、統計手法を用いて、全国のニホンジカ及びイノシシの個体数の推定等を実施。平成27年度末の、全国(本州以南)のニホンジカの推定個体数は中央値約304万頭となり、増加が止まり減少に転じている可能性があることが明らかになった。また、平成27年度末のイノシシの推定個体数は中央値約94万頭となり、減少傾向であることが明らかになった。平成25年度末との比較でニホンジカ、イノシシともに減少となり、特にニホンジカについては個体数推計において初めて増加が止まり減少に転じている可能性があることが明らかになった。さらに、ニホンジカについて平成27年度の捕獲率で捕獲を続ける場合、平成35年度には中央値で約359万頭(平成23年度の個体数の約1.43倍)まで増加すると予測され、平成35年度に平成23年度の個体数の中央値で半数以下にするためには、平成28年度以降に平成27年度の捕獲率の約1.9倍の捕獲を続ける必要があると予測された。(2017/8/31 環境省 報道発表資料 より)

 

 

【その他】岩見沢の街中にシカ 猟友会が捕獲、山中へ/北海道

JR岩見沢駅そばの市コミュニティプラザ(有明町南)に8月30日、シカ1頭が侵入し、捕獲される騒ぎがあった。けが人などはなかったが、中心市街地でのシカ出現に市民らは驚いていた。同プラザ内のテナント職員が地下の出入り口付近にシカがいるのを見つけた。道猟友会岩見沢支部の4人が駆け付け、ネットを使って約2時間後に捕獲。市などによると、シカは体重約100キロの雄で3~4歳と推定される。同プラザには屋外から地下につながる階段があり、夜間は金属製の柵でふさいでいるが、シカは柵を破って侵入。自動ドアを通って建物内に入ったが、すぐ出たという。地下には事務所などが入っているが被害などはなかった。(2017/9/1 北海道新聞 より)