全日本鹿協会 Japan Deer Society

鹿ニュース(2017年8月20日~9月5日) 利用編

【利用】伊豆産ジビエ鹿肉のドッグフード 西伊豆宇久須の川辺さん夫妻が商品化/静岡

西伊豆町宇久須で老犬ホームとペットホテルを運営する川辺寿明さん、亜希子さん夫妻が、新たに伊豆産ジビエの鹿肉100%のドッグフード「HORNS(ホーンズ)」を開発し、反響を呼んでいる。狩猟から解体、加工の全てを自ら行うことで、他ではまねできない鮮度とおいしさを実現。多くがリピーターとなり、県内外から問い合わせが後をたたない人気ぶりという。ペット看護士の資格を持つ亜希子さんが、1年前に狩猟免許を取得して商品化。地元の猟友会に加わり獣害駆除をする中で「栄養満点でヘルシー」な鹿肉の有用性に着目し、市販にはない鮮度にこだわり抜いた鹿肉ペットフードを完成させた。農林水産省の担当者からは、伊豆産ジビエの新しい市場ニーズの開拓とともに「地域で問題となっている鹿被害の減少にもつながる」と期待を込めたお墨付きをもらったという。販売は1キロ2700円(税込み)。

(2017/8/28 伊豆新聞 より)

 

 

【利用】焼却処分していたニホンジカをドッグフードに商品化 小諸市が取り組む野生鳥獣との共存とは?/長野

長野県小諸市役所は、生態系被害や農林業被害の軽減を目的として駆除されたニホンジカを、ドッグフードとして加工し販売することを開始。これまで、駆除されたシカの多くは焼却処分されており多額の処理費用がかかっていた。「鹿曲輪(shika-kuruwa)プロジェクト」と名付けられた本取組は、駆除されたシカの命を無駄にせず有効活用し処理費用を削減することで、更なる野生鳥獣対策につなげていく。なお、鹿肉の加工にあたっては、衛生管理の整った「小諸市野生鳥獣商品化施設」にて、放射線量検査・金属探知機検査・オゾン水殺菌処理・高温加工処理など責任を持って行い、安全・安心なドッグフードとして提供。小諸市では、ニホンジカによる農作物被害や生態系被害が深刻化している一方、駆除を実施する猟友会員は減少し、捕獲が実施できなくなる恐れがあった。そこで鳥獣対策の構造を根本的に改め、捕獲数を増やし、被害を減らすことに成功。構造強化は駆除費用の増大につながり、その費用捻出のために駆除個体の有効活用、商品化の流れとなった。この「捕獲体制の確立から商品化までの一連した野生鳥獣対策」は、農林水産省による鳥獣被害対策優良活動表彰において、平成28年度の農林水産大臣賞を受賞。(2017/9/4 SankeiBiz より)