全日本鹿協会 Japan Deer Society

鹿ニュース(2017年12月20日~2018年1月5日)

【利用】和歌山で「ジビエフェスタ」県内50店でシカ肉、イノシシ肉使ったメニュー提供

 2016年の和歌山県の野生鳥獣による農作物被害額は3億2,824万円相当であり、深刻となっている。県はイノシシやニホンジカの捕獲に取り組んでおり、また事業者の衛生管理の取組を評価・認証する「わかやまジビエ処理施設衛生管理認証制度」や、脂肪の厚さや色の具合で肉質のランク付けを行う「わかやまジビエ肉質等級制度」を導入し、安全で高品質なジビエの提供にも取り組んでいる。ジビエフェスタは2017年で11回目となり、今回は県内の飲食店や宿泊施設50店舗が、様々なジャンルのジビエ料理を提供する。フランス料理ではシカ肉、日本料理ではイノシシ肉などが一般的であるが、和食にシカ肉を取り入れるなどの新メニューも考案されている。同フェスタは2018年2月28日まで行われる。

(2017/12/20 和歌山経済新聞 より)

 

 

【利用】シカ肉料理、新たに2品 徳島文理大生考案/徳島

 徳島文理大学ではシカによる食害の軽減を目指し、2015年度からシカ肉を使った料理の開発と普及に力を入れており、今回は「シカ南蛮」と「中華つくねスープ」のセットメニューを同大学生食堂で、1食440円で販売した(うち20円はアフリカの学校給食へ寄付)。南蛮はシカ肉の臭いをヨーグルトやショウガなどに漬け込んで消し、つくねは鶏肉や豚肉と合わせシカ肉の堅さを解消した。2018年1月24日には、シカ肉を使ったドライカレーとトマト煮の新メニューを販売する予定である。(2017/12/21 徳島新聞 より)

 

 

【利用】シカ肉とフキの缶詰「秘境めし」商品化 陸別・浜田旅館/北海道

 これまでに鹿肉弁当などを考案してきた浜田旅館の浜田正志料理長が、5~6年前から混ぜご飯用に提供してきたシカ肉とフキが缶詰となり、1月から道の駅オーロラタウン93りくべつ内の観光物産館などで販売されることになった。食材のシカ肉とフキは陸別産、ゴボウとニンジンは十勝産で、しょうゆと砂糖、みりん、酒で煮立ててある。缶の総量は200gで値段は600円。臭みのないシカ肉がごろごろと入っている。シカ肉を使用した陸別の特産は「鹿ジャーキー」や「鹿カレー」などがあるが、混ぜご飯用としては初めてであり、新たな特産となる。問い合わせは同旅館(0156-27-3175)へ。(2017/12/22 十勝毎日新聞社ニュース より)

 

 

【利用】丹波布とシカ皮でお守り 高座神社で元日から販売/兵庫

 養蚕の神様を祭ることか「蚕の宮」とも呼ばれる高座神社(兵庫県丹波市青垣町東芦田)の宮司、梅只敏幸(72)が発案した、国選択無形文化遺産「丹波布」にシカ皮をあしらったお守りが同神社で1月1日から販売される。皮は駆除されたシカを有効活用し、地元の女性約10人で作っている。お守りには、毎年生え替わる雄の角にちなみ「1年のスタートを無事に切れるように」との願いも込められている。1つ1つに真心がこもっていて、世界に1つだけのお守りであると梅只宮司は話している。1つ1,000円で、初詣用は限定50個。問い合わせは同神社(0795-87-0124)まで。

(2017/12/22 神戸新聞 より)

 

 

【シンポジウム】H29年度森林動物研究センターシンポジウム/兵庫

 「兵庫のシカ管理の成果とこれからの挑戦-科学的データに基づいた適正管理-」というテーマで、平成30年2月17日(土)13時から16時30分まで、神戸芸術センター・プロコフィエフホールでシンポジウムが行われる。最新の生息状況や被害状況に関する研究成果について紹介するとともに、これからのシカ管理の在り方を考えていくことが趣旨である。参加費は無料だが、事前申し込みが必要である。申し込みは下記のURLからできる。

https://www.shinsei.elg-front.jp/hyogo/uketsuke/dform.do?id=1512119888015

(兵庫県森林動物研究センター より)

 

 

【利用】富士見高生がシカ肉PR ジビエ加工品販売会/長野

 富士見町で捕獲されたニホンジカから基準を超す放射性物質が検出されたことで制限されていた肉の流通が再開したことを受け、県鳥獣対策・ジビエ振興室が急遽企画した「信州ジビエの加工品販売会」が2017年12月27日に県庁の当別食堂で開催された。同会には富士見町、茅野市、長野市などから、富士見高校も含め7団体が参加し、食堂を訪れた県職員らに「安心、安全でおいしい信州産」をアピールした。富士見高生はルバーブルカレーにシカ肉をトッピングした「ルバンビ―カレー」の試食を行った。シカ肉の提供は、地元の富士見高原ファームからである。

(2017/12/28 長野日報 より)

 

 

【事件】シカ襲う野犬、再び目撃 京都・宇治田原で注意呼び掛け

 2017年12月23日午前9時30分ごろ、京都府宇治田原町郷之口の宵待橋の南の路上で子ジカに噛みついたシェパードに似た犬を近隣住民が見つけ、宇治署の署員に通報したが、署員が現場に駆け付けた時には犬は西方向の山中に逃げていた。町は野犬を見つけたらむやみに近づかず、すぐに通報してほしいと、防災・防犯情報メールで注意を呼び掛けている。付近では同年9月にシカを追いかける2頭の大型犬が目撃されていた。

(2017/12/29 京都新聞 より)

 

 

【対策】万が一の大破か全損を避ける「鹿との衝突」を防ぐためのロードキル対策ユニット/山梨

 近年シカと車の衝突が増加している。特に冬に多いのだが、この理由の1つは、冬期に道路の凍結防止に撒かれる塩化カルシウムを鹿が舐めに来ることである。飛び出しと違い、明確な目的を持っているため出てくる回数は増加し、車がいるだけでは逃げなくなる。そして冬に鹿のロードキルが増加しているのだが、山梨県河口湖町では、シカとのロードキル対策として「ロードキル対策ユニット」がT.M.WORKSによって開発され、実験段階でしっかりとした成果を発揮している。畑などの獣除けに使われている高周波発生装置を車用に改造したもので、内部には制御用基板や高周波を出すスピーカーが複数装備されている。動物ごとに反応する周波数が違うため、今回は鹿を重視した設定になっている。鹿が音慣れしないように効果がある範囲は50~70mとなっている。実際に夜の道路で実験した結果、高周波を聞いた鹿が道路外へ逃げていった。この様子を収めた映像とロードキル対策ユニット試作品は、2018年1月に幕張メッセで開催される「東京オートサロン」のT.M.WORKSブースで展示予定である。

(2018/1/2 carview より)

 

 

【被害】いしかりライナーがシカと接触 23本運休、5400人に影響/北海道

 2018年1月1日17時ごろに、小樽市のJR函館線朝里-小樽築港間で、岩見沢発小樽行き区間快速いしかりライナーがシカと接触し、停車。乗客乗員にけが人はいなかったが、約1時間15分遅れで運転再開したため、23本の列車が運休し、帰省客や観光客など約5,400人に影響が出た。

(2018/1/3 北海道新聞 より)