全日本鹿協会 Japan Deer Society

鹿ニュース(2018年3月31日~4月13日)

【その他】食肉処理場が舞台“鹿の夢”で急接近するラブストーリー

孤独な男女が、同じ「鹿の夢」を見たことをきっかけに急接近していく姿を、静謐な映像で緊張感たっぷりに綴った異色のハンガリー映画『心と体と』。昨年のベルリン国際映画祭で金熊賞を始め4冠に輝き、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされるなど、いま世界各国から大注目を集める新感覚のラブストーリーです。物語の舞台となるのは、ハンガリーのブダペスト郊外にある食肉処理場。ある日、牛用の交尾薬が盗まれるという珍事件が発生し、犯人捜しのため、全従業員が精神分析医によるカウンセリングを受けることに。すると、偶然にも品質検査官のマーリアとその上司のエンドレが「鹿になって森の中をウロウロする」という、まったく同じ夢を共有していることが明らかになり、二人はそれをきっかけに交流を深めていきます。(2018/4/1 楽天women)

 

 

【被害】京都の市街地にシカ2頭…数十人で捜索し捕獲

1日、京都市下京区の河原町五条交差点付近で、2頭のシカが歩いているのを通行人が見つけ、110番。下京署員や地元の猟友会のメンバーら数十人で捜索し、約5時間半後1頭を捕獲。さらに約1時間後、もう1頭を捕まえた。けが人はなかった。同署によると、いずれも体長1メートルほどのメスの子ジカで、猟友会に引き渡された。京都市動物園の担当者は「市内の山あいに多く生息するホンシュウジカが、エサを求めて迷い込んだのではないか。シカは刺激しなければ基本的には安全」と話した。(2018/4/2 読売新聞)

 

 

【その他】ヴィーガンのデモに激怒の肉料理店、シカ肉をぶった切る/カナダ

肉料理が評判の「Antler」では季節ごとに野生動物の肉が提供されている。オーナーシェフのハンターさんはまさに「ヴィーガンの目の敵」といった存在だが、グルメ・レビューサイトでの評価は高く、「お客様は私の出す肉料理を楽しみに来店する」と言って一歩も譲らない。店頭での抗議デモに苛立ったハンターさんが、窓際に面したテーブルでおもむろにシカ肉を切り始めた動画を、活動家が投稿。普段食事に使用されているテーブルの上で野性動物の生肉を切るなどあってはならないこと。保健所に通報すべき違反行為だとして、ヴィーガンばかりか顧客からも非難が殺到した。しかしヴィーガンに対しても人々の視線は冷たく、Twitterでも反発する声や、「このレストランを有名にしただけ」と皮肉る者も現れた。(2018/4/3 @niftyニュース)

 

 

【対策】鳥獣被害防止へ 藤枝市、「対策実施隊」を設置/静岡

 藤枝市は鳥獣による農作物への被害などを防ぐため、鳥獣捕獲の専門知識や経験などのある市民らと市職員による「鳥獣被害対策実施隊」を設置した。市によると、同隊の設置は志太榛原地域では初めてで、県内では8番目。メンバーは志太猟友会藤枝地区3支所の代表者19人と市職員3人の計22人。市民からの被害報告に対して迅速に対応し、関係機関や地域との連携も強化して効率的な捕獲を目指す。重点地区のパトロールを通した被害状況の把握やメンバーが講師となった地域研修会などを行う予定。(2018/4/4 静岡新聞)

 

 

【その他】鹿せんべい、正しい与え方を 奈良公園3カ国語で看板設置

 奈良公園のシカに鹿せんべいを与える際に、じらすなどして攻撃される外国人観光客が増えていることを受け、奈良県などは3日、鹿せんべいの正しい与え方を英語、中国語、日本語で記した看板を公園内の鹿せんべい販売所に設置した。購入前に注意点を確認してもらうことで、トラブルを減らしたい考えだ。今回設置した「鹿からのおねがい」看板は注意点が分かりやすくイラスト付きで表記されている。(2018/4/4 産経WEST)

 

 

【対策】春日山原始林シカなどの食害、啓発で保全の輪を/奈良

世界遺産「古都奈良の文化財」の一つ「春日山原始林」が、シカなどの食害のため若木が育たないという問題に陥っている。シカをシンボルに自然との共生をPRしている奈良だが、地元の保全団体「春日山原始林を未来へつなぐ会」は「100年、200年後を見据えなければ、手遅れになる」と警鐘を鳴らしている。県とつなぐ会が連携して保全に取り組んでいるが、今の状況から広大な森を守る活動資金もマンパワーも足りないのが実情。啓発に力を入れ、保全の輪を広げようとしている。1月に開かれた環境問題啓発イベントでは、森に親しんでもらおうと、ドングリや松ぼっくりを使ったアクセサリーを作る子供向けのブースを出展した。(2018/4/4 毎日新聞)

 

 

【利用】ジビエの「地産地消」計画 宇佐に処理場オープン/大分

 宇佐市の食肉処理卸業「サンセイ」が運営する県内最大規模のジビエ処理場「宇佐ジビエファクトリー」が3月28日、同市院内町にオープンした。食肉に適さないジビエは、九州自然動物公園アフリカンサファリが買い取り、動物のえさにする計画で「ジビエ版地産地消」を目指す。ただジビエは毎日決まった量の入荷が見込めず、品質にもばらつきが多いため、同社は牛や豚、鶏の食肉処理場をファクトリーに集約し、処理場の安定経営を図る。今後、北九州市をはじめ、関西・関東の高級飲食店にジビエを卸していく予定という。(2018/4/5 西日本新聞)

 

 

【利用】ペット用シカ肉発売/兵庫

 香美町小代区の小規模処理加工施設「峰鹿谷」が、シカ肉を使ったペット用ソーセージの販売を始めた。食用と同じ肉を使っており、施設の運営団体は「安全面を重視する飼い主へ売り込みたい」としている。峰鹿谷は、シカ肉の有効活用に向けて地元の狩猟者や農家でつくるNPO法人「D・B・Cグループ」が12年に開設。開発した「ワンちゃんのためのソーセージ」は、シカ肉だけのひき肉をヒツジの腸に詰めてボイルした冷凍商品。「いぬなご」(朝来市)のインターネットショップで扱っている。一般食用ソーセージ(同)も発売しており、電話で注文を受け付ける。問い合わせは(0796・97・2529)へ。(2018/4/5 読売新聞)

 

 

【被害】「シカたないんだけど…」 釧路の担当者のボヤキ節

住宅街をうろつく3頭のシカが先月末に北海道釧路市で撮影された。500メートルほど離れた公園では、チューリップの球根が無残にも食い荒らされていた。周辺にはシカと思われるたくさんの足跡が残されている。実はこの公園、去年のこの時期にシカが毎日のように現れ、チューリップ1万4000本のうち、約3000本の球根が食べられてしまった。そのため、5月末に開かれた「くしろチューリップ&花フェア」は花壇を1つ減らして開催せざるを得なかった。「シカたないと言えば、シカたないんだけど」。主催者側と市はシカの侵入を防ぐため、高さ約2メートルのネットで花壇を囲んだ。イベントは、来月26日と27日に開催される。(2018/4/5 テレ朝NEWS)

 

 

【利用】ジビエおいしい!地元アイドル舌鼓/京都 

「京都中丹認証ジビエ」のプロモーションビデオを府中丹広域振興局が制作した。ご当地アイドルがジビエ料理を味わう内容で、京都府ホームページ内の「ねっとTV京都府」などで公開中。同局は昨年7月から福知山、綾部、舞鶴で捕れた安全安心なジビエをPRしようと認証制度を創設。衛生管理基準を満たした食肉が認証ジビエとして出荷されている。ビデオは3市の料理店で提供されているジビエ料理編と食肉処理工程編の2本で各約10分。3月27日にはJR福知山駅でビデオの発表会が行われ、シカ肉の試食もあった。(2018/4/5 京都新聞)

 

 

【その他】鹿はカリスマ美容師 「おかっぱザクラ」満開/正倉院前

 奈良市の正倉院前に咲くベニシダレザクラが早くも満開となった。このサクラ、枝の下側がスッパリ切りそろえられたような独特の枝ぶりで、観光客らから「おかっぱザクラ」の愛称で親しまれている。枝を切りそろえているのは、鹿。下枝や新芽を届く限り食べるため、いわゆるディアーライン(鹿摂食線)に切りそろえられる。SNSなどで発信されることも多く、観光客は写真を撮るなどして楽しんでいた。(2018/4/5 奈良新聞)

 

 

【被害】バイク男性重体、シカ衝突か/京都

 6日、京都市北区上賀茂山本町の府道で男性がミニバイクとともに倒れているのが見つかった。病院に搬送されたが、意識不明の重体。現場付近ではシカが目撃されており、京都府警は男性がシカと衝突した可能性があるとみて調べている。現場は世界遺産の上賀茂神社近くの住宅地。ミニバイクにはシカのものとみられる毛が付着していたという。(2018/4/6 産経WEST)

 

 

【対策】若手ハンター10年で3倍 ジビエブームも背景/北海道

 道内で若手ハンターが増えている。道によると、20~30代の狩猟免許所持者は最近10年で約3倍に増え、2500人以上に達した。実際、シカの食害は減少に転じたほか、ジビエブームを背景に、シカ肉の流通拡大への期待も高まっている。日高管内の遠藤さん(35)が狩猟免許を取得したのは2008年。休日に猟に出かけ、シカやヒグマなどを年間約100頭捕獲する。町に引き渡すと、有害鳥獣駆除の補助金として1頭当たり1万円を受け取ることができ、副業としても成り立っている。道によると、ハンターの増加とともにエゾシカの捕獲頭数もここ数年、06年度の2倍前後で推移し、農林業被害も大幅に減った。ジビエやアウトドアのブームも若年層が狩猟に関心を持つきっかけになっており、「食べたい」からハンターになる女性も多い。民間の食肉処理施設の増加とともに、市場流通する割合は16年度には20%に増加している。(2018/4/6 北海道新聞)

 

 

【その他】2017年度鳥獣被害対策  農林水産大臣賞優良活動表彰

 2008年の発足から市と農業者と住民が一体的に鳥獣被害対策に取り組んできた兵庫県の篠山市有害鳥獣対策推進協議会が、被害防止部門で農林水産大臣賞を受賞した。鳥獣被害対策実施隊による捕獲と住民主体の被害防除を対策の両輪として、NPOや神戸大学などとも連携。多様なつながりが地域ぐるみの対応を後押しし、深刻な農作物被害を減らした。(2018/4/6 全国農業新聞)

 

 

【対策】鳥獣害対策のクラウドシステム JAグループ鹿児島の関連会社

 富士通鹿児島インフォネットは、ICTを使い、インターネット上でわなや防護柵の設置場所、被害状況、目撃場所などの情報を共有できる「アグリマルチセンシングSaaS(サース)鳥獣害対策クラウド」を開発した。鳥獣被害対策用のクラウドシステムとしては国内初。スマホなどを使い地域ぐるみで対策内容や対策に必要な情報を共有することで、高齢農家や狩猟者の負担を軽減。同社は、JAグループ鹿児島と富士通の合弁会社。JAグループの情報システムの開発などを手掛けている。システムは、同社の食・農クラウド「Akisai(秋彩)」シリーズとして3月から販売を始めた。初期費用は、2万円(税別)から、月額費用は3万円(同)から。最小構成である管理者5人、猟師など50人の利用で、年間40万円以下という。(2018/4/6 日本農業新聞)

 

 

【その他】碧眼のアルビノ鹿が米公園で目撃される

白雪姫とあだ名が付けられたアルビノの鹿が平和に草をはむ様子がミシガン州のケンジントン・メトロパークで目撃された。鹿はピンクの鼻と青い目で昨年5月に生まれた。生まれたばかりの時は少し茶色がかっていたが、後に完全に白くなったという。アルビノの鹿はおよそ30万頭に1頭の頻度で生まれる。(2018/4/7 sputnik日本)

 

 

【利用】尾瀬のシカの皮を商品化の試み/群馬

 尾瀬で狩猟されたシカの皮を加工し、手作りの革製品を作る試みが、みなかみ町の障害者施設で進められている。シカの皮が商品化に有効利用され、障害者の働く場の創出につながれば、「一石三鳥」になると期待されている。仕掛けたのは、みなかみ町の会社員本間優美さん。大学生の頃に環境問題を考えるNPOに所属し、資源の利活用を考えるようになったという。一昨年くらいから、捕獲されたシカの革製品の作製を試行錯誤。名刺入れなど10種類ほどを作った。量産も可能な事業所を探していたところ、みなかみ町の障害福祉サービス事業所「ぴっころ」が協力してくれることになった。商品は昨年から尾瀬の山小屋や片品村の日帰り温泉などで販売している。今年は販売箇所をさらに増やす予定だ。(2018/4/8 朝日新聞)

 

 

【その他】ハマってしまったシカの異様な姿/米

米ニュージャージー州で発見されたシカは、頭がすっぽりガラスの球体にまっていた。いつから被って生活していたのか分からないが、この間は水を飲むことさえできなかっただろう。動物情報サイト「アニマル・ビーイング・キュート」は、この若いオスのシカが、人間の持ち込んだゴミに何らかの拍子で頭を突っ込んで抜けなくなってしまった可能性を示唆している。直後は衰弱した様子で横たわり、息をするのも辛そうな様子だったが、獣医の治療の甲斐もあり保護から4日目にやっとエサを食べることができた。(2018/4/9 ニューズウィーク日本版)

 

 

【対策】獣害対策に地理情報システム活用 情報一元化へ/兵庫

 兵庫県は2018年度、地理情報システム(GIS)を活用した農産物の獣害対策に乗り出す。これまで各市町が個別に管理していた捕獲の場所や日時、わなの設置状況などを新システムで一元管理。ハンターや食肉加工業者らも地図上で情報を共有できるようにし、効果的な対策や迅速な食肉処理につなげる。約4200万円を充てて18年度中にシステムを構築し、19年度からの運用を目指す。(2018/4/9 兵庫経済プラス)

 

 

【その他】ピッキオ、「ワイルドサファリツアー」を開催

軽井沢で自然観察ツアーを開催する「ピッキオ」は、 夜にニホンジカなどの野生動物を探して観察する「ワイルドサファリツアー」を2018年6月1日~10月31日に開催します。 野生動物との出会いを求める小学生~大人が対象です。特徴1 闇夜にシカの目が光る。ライトセンサスで野生動物に迫る。特徴2 手ぶらで参加できる。観察できる野生動物 【ニホンジカ】  【ノウサギ】 【イノシシ】  (2018/4/9 星野リゾートHP)

 

 

【利用】親子で学び体験、アークヒルズ木育イベント5/3-5

 森ビルが運営するアークヒルズは2018年5月3日から5日まで、親子で学び体験できる木育イベント「木とあそぼう 森をかんがえよう with more trees」を開催する。遊び・学び・食の体験を通してさまざまな角度から木や森と向き合う企画。会場は「PLAYエリア」「LEARNエリア」「EATエリア」の3エリアで構成されており、都会にいながら親子でのんびりと、木とふれあい、森を感じ、学ぶことができる。「EATエリア」では、鹿肉を使ったオリジナルジビエメニューを3日間限定で提供。食を通じて森について考えることができる。(2018/4/10 リセマム)

 

 

【利用】アイヌ民族の伝統料理が駅弁に JR札幌駅構内の駅弁売店

 JR札幌駅構内の駅弁売店「弁菜亭」は10日、アイヌ民族の伝統料理を再現した駅弁「イランカラプテ」の販売を始めた。イナキビ入りのご飯や鹿肉、アイヌ語が語源とされるシシャモの春巻きやハスカップなどを味わえる。アイヌ民族の女性でつくる「アイヌ女性会議―メノコモシモシ」が監修。現代風の味付けで、サケや野菜のオハウ(汁物)は煮こごりに仕上げた。価格は1200円。9月末まで毎日約30個を販売。アイヌ料理を英訳した説明文も添えている。(2018/4/11 北海道新聞)

 

 

【対策】NTT西日本と日立、五島市にICT鳥獣害対策システムを導入

 NTT西日本および(株)日立製作所は、長崎県五島市にICTを活用した鳥獣害対策システムを導入しました。 本件は総務省「平成28年度補正予算ICT まち・ひと・しごと創生推進事業」を活用しています。五島市において、近年イノシシが海を渡って生息域を拡大しており、平成27年から水稲被害が発生し始めています。 本システムは調査・捕獲区域に設置した出没検知センサーおよび捕獲検知センサーをGIS(地理情報システム)と連携させ、野生鳥獣の出没や捕獲などの状況をリアルタイムで通知・可視化します。(2018/4/11 日経プレスリリース)

 

 

【対策】国産ジビエ 7月にも全国認証 品質“お墨付き” 農水省

 農水省は、一定の品質基準を満たしたジビエに“お墨付き”を与える「国産ジビエ認証」の制度案をまとめた。鹿やイノシシを解体処理する際の衛生管理や各部位への切り分け方などに基準を設ける。早ければ7月に始動させ、安全で良質なジビエの普及を後押しする。認証マークも初めて公開した。全国段階でのジビエの認証制度は初となる。鹿やイノシシのジビエ消費が伸びない課題の一つに、消費者や飲食店などが衛生面に不安を持つことが、研究機関の調査でも分かっている。そこで、品質や衛生面を国が認めることで、消費拡大を後押し。同省は制度案について23日までパブリックコメントを受け付ける。(2018/4/11 日本農業新聞)

 

 

【対策】すまい工房北海道、シカ肉処理施設開設 来月本格稼働

 住宅設計・施工を手掛ける恵庭のすまい工房北海道は、新たにエゾシカ肉の処理施設を開設する。今月下旬に完成し、5月から本格稼働する予定。同社は千歳市内に2014年にエゾシカ肉の処理施設を開設。札幌市でシカ肉料理専門店を経営するほか、道内外の飲食店や加工業者に肉を出荷している。また、毎年5月には「エゾシカ肉まつり」を開き、多くの人にシカ肉のおいしさを知ってもらおうと普及に尽力している。こうした取り組みが徐々に広がり、シカ肉の需要が高まってきたことから、恵庭に新たな処理施設を設け、供給力を増強する。新処理施設の稼働でおよそ3倍の供給が可能になると言う。千歳の処理施設周辺では無料の自然・農業体験教室を開き、子どもたちに命の大切さを伝えている。(2018/4/12 苫小牧民報)

 

 

【利用】百貨店で常設販売 ジビエは高級肉

 国産ジビエ認証の始動を7月に控え、農水省のジビエ利用モデル地区となっている京都府の処理施設「京丹波自然工房」が全国で初めて、大手百貨店高島屋と手を組み、高級肉として常設販売をする。全国トップレベルの衛生管理が、品質に厳しい百貨店との取引を可能にしている。高島屋洛西店の食品売り場の一角に設けられたジビエの常設販売コーナーには、十数種類のジビエ商品が並ぶ。鹿肉は「京都もみじ」、イノシシ肉は「京都ぼたん」のブランドで売り出し、「牡丹鍋猪肉」は400グラム4968円と高級だ。ジビエの販売に向け、社内では衛生面について議論があったという。加工施設を視察して安全性を確認し、約1年かけて販売にこぎ着けた。百貨店でのジビエの常設販売は全国で初めて。消費者から好評で、9月からは同市中心部の高島屋京都店でも常設販売を行う予定だ。(2018/4/13 日本農業新聞)

 

 

【利用】住民参加の講座で魅力創出/北海道

 大雪山系のふもとにある上川町が、町おこしの一環として住民参加型の講座「大雪山大学」に昨年8月から取り組んでいる。農協や商工会が企画に携わり、地元食材を使って地酒に合うメニューを考えたり、ご当地ラーメンにアイヌ民族の食文化を採り入れたりして、新たな地域の魅力を創り出そうとしている。3月19日、町内のラーメン店「あさひ食堂」で、新開発ラーメンの試食会が大学の講座として開かれた。食堂店主の鎌田さんが、鹿の骨でだしを取ったスープをみそで味付けし、土鍋に盛り付けた。かつて狩猟や採集で糧を得ていたアイヌは、鹿を大切な食材としており、オハウと呼ばれる汁物にすることもあった。鎌田さんはラーメンを「オハウ風みそ」と名付けた。町はラーメンの商品化も検討するという。(2018/4/13 毎日新聞)

 

 

【その他】ミャンマーの希少種「ゴールデン・ディア」が増加

金色の鹿、ゴールデン・ディアを保護しているChatthin野生動物保護区で、ゴールデン・ディアの数が増えていることがわかった。ゴールデン・ディアはミャンマーに生息する希少種で、その大多数が同保護区とShwesettaw保護区に保護されている。4月7日、環境保護・森林省の発表によると、サガイン州にあるChatthin野生動物保護区では、昨年728頭の鹿が確認されていたが、今年の調査では889頭が確認された。ミャンマー環境保護・森林省は、地元住民と協力し、ゴールデン・ディアの保護に取り組んでいる。(2018/4/13 ミャンマーニュース)

 

 

【対策】地域交流で官学連携 和歌山県日高川町と協定締結

学生の協力で地域活性化を図る和歌山県の「大学のふるさと」事業で、同県日高川町と桃山学院大が地域交流体験事業を実施する協定を結んだ。毎年春と秋の計2回、学生と町民が交流する。

 県によると、過疎に悩む自治体と実践的な人材育成を図る大学が交流するこの事業の活用は、今回で7例目になる。桃山学院大は2016年に県の森林対策事業を通じて日高川町を訪れ、植樹のための舗道整備や下草刈りなどを担って交流を始め、今春には農園の周りにフェンスを張るなどの手伝いをした。学生は今後、鳥獣害を防ぐフェンスの設置、ジビエ料理の開発などに取り組む予定だ。 (2018/4/13 毎日新聞)

 

 

【対策】狩猟をビジネスに 君津市、28日開校/千葉

イノシシやシカによる農作物への被害を減らしてジビエ料理の振興も図ろうと、君津市は28日、「狩猟ビジネス学校」を開校する。自治体が狩猟手法から肉の販売の仕方まで教えるのは全国初とみられ、狩猟をビジネスとして捉え、担い手不足を解消したい考えだ。 学校は、市が食肉の加工・販売店舗「猟師工房」を運営する会社「プロット」に委託する。 1年間に全12回の講座を用意し、フィールドワークでワナの作り方や肉の解体を実践するほか、肉の販売や飲食店の運営を学ぶ。講師は猟師や飲食店経営者らを予定している。市外の人も参加可。定員は各回30人(最初の2回は各50人)、受講料は1回3000円から。28日の初回の締め切りは13日。申し込みは、同社のフェイスブックか電話(042・978・5801)。(2018/4/13 毎日新聞)