全日本鹿協会 Japan Deer Society

鹿ニュース(2018年7月24日~8月9日)

【被害】紋別の住宅街にシカ 市民に注意呼びかけ/北海道

 25日、紋別市南が丘の住宅街でエゾシカ1頭が目撃された。通報を受けた紋別署と市が山に追い返そうと誘導を試みたが見失ったため、市民に注意を呼びかけている。シカは体長1.5メートルの雄で、推定1~2歳。

(2018.7.26 北海道新聞 より)

 

 

【対策】ニホンジカの捕獲実績、目標届かず 警戒心強くなった「スレジカ」が増加/長野

 県林務部の調査で、ニホンジカなど野生鳥獣による平成29年度の農林業被害が、10年連続で減少していることがわかった。19年度に県野生鳥獣被害対策本部会議を設置し、総合的な防除対策に取り組んできた成果が出た形となる。同部によると被害額は8億3,611万円で前年度比10.7%減、19年度の17億4,277万円と比べると半分以下に減少した。内訳は、ニホンジカによるものが最も多く、2億9,464万円で全体の35.2%を占めた。10地域振興局別の被害では、南信州が2億7,882万円と突出していた。一方、ニホンジカの捕獲実績は、目標の4万頭に対し2万6,250頭にとどまり、前年度に比べると517頭増加しているがほぼ横ばいの状態だった。同部は捕獲実績が低調な理由として、警戒心が強くなった「スレジカ」が増加しているためだと指摘した。

(2018.7.27 産経ニュース より)

 

 

【被害】林業打撃「ニホンジカ捕獲強化を」 森林被害拡大/福井

 県内において、ニホンジカによる森林被害が後を絶たない。福井市内の森林でも樹皮を剥がす被害が見受けられる。1990年代以降、嶺南地域で生息数が増加し、近年では嶺北地域にまで活動範囲を広げている。獣害を巡っては、イノシシなどを含めた農地被害面積は2017年過去最少になったが、森林被害については危機感を募らせている。被害に遭う部分は最も価値が高い部分で、美山地区の山林を見渡すと、緑色の中に赤茶色の木が点在している。捕獲するわなを仕掛けてはいるが、広範囲なため追いつかない。また、12~14年に森林被害の状況を調査した県総合グリーンセンターは、ニホンジカの増加により林業被害だけでなく、生物多様性の低下も危惧している。シカの増加によりスギやヒノキの樹皮が食い剥がされる状況に危機感を抱いた美山町森林組合は今月、福井市に森林環境贈与税を活用した大型の囲いわな設置を求め、大量捕獲につなげたい考えだ。ニホンジカの管理を巡っては、農林業、生活環境、森林生態系被害の防止、軽減を目的とした、第四期県第二種特定鳥獣管理計画(17~21年度)がある。そこでは、県内全域で年間1万2,800頭以上の捕獲目標数を設定している。

(2018.7.30 中日新聞 より)

 

 

【利用】鹿ソーセージで知ってほしいこと/徳島

 県内で捕獲された鹿とイノシシの肉を使った特製ソーセージを大学生が販売する催しが徳島大学で行われた。この催しは、害獣の問題を身近に感じてもらおうと、狩猟免許を取得して害獣対策の研究を行っている徳島大学の狩猟同好会「レビアヤークト」が開いた。同好会は去年からソーセージの開発に取り組んでおり、今回は、阿波市土成町の猟師が取った鹿とイノシシの肉を使ったソーセージが完成した。徳島大学常三島キャンパスに店を出し、同好会のメンバーが160本販売した。

(2018.8.2 徳島 NEWS WEB より)

 

 

【利用】シカ肉ペットフード、ネットで販売 美馬の会社/徳島

 徳島県美馬市脇町のティー・ツー(TEA2)が、地元のシカ肉を使ったペットフード「SIKARON」をインターネットで販売している。シカ肉の活用方法を広げ、捕獲数を増やし、農作物などの被害の減少につなげることが狙いだ。県によると、シカの捕獲数は1万4,013頭(2016年)で5年前の1.8倍に伸びたが、農作物の被害額は4,212万円と5年前より増加している。

(2018.8.4 朝日新聞 より)

 

 

【利用】シカカレーパンできた 高知県香美市名物に 高知商高生が開発/高知

 高知市の高知商業高校の生徒がシカ肉を使ったカレーライスパンを開発した。香美市のジビエの魅力を伝えようと、11.19日の両日に香美市香北町の集落活動センター前で販売する。担当の教諭は香美地区猟友会に所属している。物部の鳥獣被害やジビエのおいしさを生徒に話したところ、「商品にしたい」という声が上がり、昨年度から授業の一環で取り組み始めた。パンは、物部町のシカ肉や香北町の韮生米が入った甘口のカレーをたっぷり使用しており、同校近くのパン店「アダージョ」の協力も得て、本年度の3年生15人が若干の改良を加えた。

(2018.8.4 高知新聞 より)

 

 

【対策】シカ猟効率化へ建設業者と協定 南信森林管理署/長野

 8日、伊那市の南信森林管理署と上伊那猟友会、宮下建設は、「浦国有林における『ついで見回り・通報』の基本合意書」に調印した。林野庁中部森林管理局管内の4県(愛知、岐阜、長野、富山)で、農地を荒らすシカ対策の一環としての三者による合意は初めてである。猟友会員が減少し、わなにかかったシカを捕獲するのに時間がかかってしまい、動物愛護の精神からも効率化が求められていた。今回の合意で、猟友会がしかけたわなを企業の従業員が見回り、速やかに捕獲できるようにする。

(2018.8.9 中日新聞 より)