全日本鹿協会 Japan Deer Society

鹿ニュース(2018年10月10日~10月25日)

【利用】ダムの風景表現 「ジビエカレー」 大鹿の道の駅で人気/長野

 大鹿村大河原の道の駅である「歌舞伎の里大鹿」にある、「おい菜(な)」という飲食店が提供している「小渋ダムジビエカレー」が観光客に人気である。小渋ダムの風景を表現したカレーで、村の新たな名物になることを期待している。カレーには村内で駆除したシカ肉や特産のブルーベリーなどを使った。山菜の天ぷらでダムの周辺の森を、夜にダムに映る月をゆで卵で表現し、ダムに生息しているワカサギを唐揚げにしてトッピングした。このカレーは、店員と同店に食材を卸すジビエ加工販売業者の「ヘルシーMeat大鹿」代表の蛯沢義昭さん(69)が2カ月ほどで考案した。価格は1,300円で、開店時間は10:00~20:00(火曜定休)。

(2018/10/10 信毎web より)

 

 

【被害】地震の影響いまだ… 鹿柵崩れ復旧見通せず 小麦食害を懸念/北海道

 厚真町では北海道地震の影響で、エゾシカの食害を防ぐために設置された鹿柵が広範囲にわたり被害を受けている。柵は同町の住民や地域が協力して10年ほど前から設置してきた。同町の航空写真を基にした推計によると、約53kmの柵が土砂や木で押し出されたり折れ曲がったりする損害を受け、被害額は約1億1,600万円に上ると見込まれている。しかし、現地調査が進めば被害は拡大する可能性がある。同町では現在、秋まき小麦の栽培が進んでおり、来年には大豆など多くの作物の播種が始まるが、崩れた山や農地の対策が優先され、柵の復旧には時間がかかる見通しである。JAとまこまい広域の松原正明参事は、今後の営農に支障がないか心配しており、同町の産業経済課は「圃場ごとに柵を作るなど、応急の対応を考える必要がある」としている。

(2018/10/11 日本農業新聞 より)

 

 

【利用】「期間限定 中伊豆食材フェア」第3弾 10月13日(土) 渋谷で伊豆市産ジビエを販売/静岡

 中伊豆農山漁村振興推進協議会(代表:蘆川聡)は、10月13日(土)に東京と渋谷区の東急百貨店本店1階正面口及び地下1階食品売り場で、中伊豆の特産品を販売する「期間限定 中伊豆食材フェア」を開催した。これは東急百貨店本店とのコラボ企画第3弾で、第2弾の時に好評を得た生わさびや原木しいたけの他、伊豆市産の天然鹿肉の販売を行う。伊豆市のシカやイノシシによる食害は年間1億円以上であり、農作物以外にも草や樹木の新芽や皮を食べられ、森林被害も多い。そこで伊豆市は、命を無駄にしないために食肉加工センター「イズシカ問屋」を2011年に開設し、今回は首都圏で食べることでできる環境への取組をアピールするため、100%イズシカウィンナー、イズシカウィンナースパイシー、イズシカジャーキー、イズシカサラミを販売する。

(2018/10/11 BIGLOBEニュース より)

 

 

【利用】ジビエメニュー開発を支援 飲食店で利用拡大/東京

 農作物の食害対策で捕獲されたシカやイノシシなどの野生鳥獣の消費拡大を図るため、外食業界団体の日本フードサービス協会は、東京都港区の東京ガス業務用ショールーム「厨BO!SHIODOME」で「ジビエメニュー開発セミナー」を開催。セミナーでは、農林水産省鳥獣対策室の安松恵一郎課長補佐が農作物被害の現状を述べ、ジビエ利用の拡大を訴えた。その後、東京ガスコミュニケーションズの瀧野衛シェフがジビエの調理実習を行い、参加者が試食した。同協会では、全国の飲食店でジビエメニューを提供する「全国ジビエフェア(冬)」を12月10日~来年2月10日まで開催し、500店舗以上の参加を目指す。

(2018/10/12 産経新聞 より)

 

 

【その他】日本イノシシとホンシュウジカを除外へ 県がレッドリスト改訂案、意見募る/山形

 県は、県内野生生物の絶滅危険度を評価・分類する動物版の「県レッドリスト」の改訂案を12日に公表した。約15年ぶりの見直しで、絶滅種に指定している二ホンイノシシとホンシュウジカ(ニホンジカ)を除外。同日から意見募集を行い、選定種をまとめたレッドデータブックを年度内に発刊する。哺乳類、爬虫類、両生類、陸産・淡水産貝類、甲殻類について、計65種(前回より15種増)を選び、掲載。絶滅種から除外した二ホンイノシシとホンシュウジカはリストへの掲載も見送った。県はホームページや各総合支庁窓口などで改訂案を公開しており、11月12日までパブリックコメントを受け付けている。

(2018/10/13 山形新聞 より)

 

 

【被害】遊びたかった? 根室の幼稚園にシカ迷い込む/北海道

 10月13日午後0時20分ごろに、根室市大正町にある根室カトリック幼稚園の園庭にエゾシカが迷い込んだ。シカは正午過ぎに中心市街地に現れ、住宅の庭や路上をうろついた後、幼稚園の正面門から園庭に侵入した。園庭を5分ほど歩きまわった後、園庭のフェンスを跳び越えて出て行った。幼稚園によると、この日は園児が5人のみで、室内での遊戯中だったためけが人はいなかった。

(2018/10/15 北海道新聞 より)

 

 

【利用】食べるシカない! 下伊那農高生がジビエメニュー提供

 飯田市鼎名古熊にある下伊那農業高校のアグリ研究班は今月から月に一回、飯田市川路の天龍峡温泉交流館「ご湯っくり」で、同館食堂とコラボしたジビエメニューを提供。テーマは「そば×ジビエ」で、通常メニューに生徒が調理したシカ肉のカルパッチョを添えたり、かき揚げをシカ肉入り春巻きに替えたりした。今月は27日に提供予定で、コラボメニューを注文すると温泉の割引券をもらえる。生徒たちは、シカ肉には脂肪分が少なく鉄分が豊富であることをPRし、ジビエ目的ではないお客さんにも知ってもらい、家庭でも簡単に作れることも心掛けたと話した。交流館と生徒たちのコラボは今年6年目であり、同館の指定管理者を務める「農耕百花」の担当者は、コラボのPR効果に手ごたえをつかんでいた。

(2018/10/16 中日新聞 より)

 

 

【利用】伊佐市の新米とジビエのメニューを提供 鹿児島県庁

 10月15日に鹿児島市の県庁食堂で、伊佐市の新米とジビエを使ったメニューの提供が開始。霧島連山と硫黄山の噴火に伴い、今年は川内川から取水する水田約500haでの稲作を断念している中、農家を悩ますシカの肉を活用し、「逆境に負けない元気な伊佐市」をアピールする狙いである。メニューの提供は今月19日まで。メニューは新米のヒノヒカリと、市内の有害鳥獣処理施設で加工したシカモモ肉のソテーなどで、税込み680円。1日20食限定である。

(2018/10/16 373news.com(南日本新聞) より)

 

 

【利用】農作物を荒らす野生動物をペットフードに-ジビエのサブスク「ペットさん定期便」がサムライインキュベートらから資金調達/Forema(会社名)

 10月12日に、野生肉を利用したペットフードのサブスクリプションサービスである「ペットさん定期便」を展開するForemaは、サムライインキュベートとドーガン・ベータ引受先とする第三者割当増資を実施したと発表。調達した資金などの詳細は非公開である。「ペットさん定期」は月額2,980円から利用可能で、野生のシカやイノシシの肉が毎月届けられる。また、同社ではペットの健康状態の推移を記録し、それぞれの個体に合わせた配送内容のパーソナライズシステムも開発中であり、長期的には健康寿命も増進も目指している。

(2018/10/16 THE BRIDGE より)

 

 

【利用】高田馬場のジビエ居酒屋「米とサーカス」が7周年 記念メニューに7種の「獣鍋」/東京

 現在、新宿区高田馬場2にあるジビエ居酒屋「米とサーカス高田馬場店」は、オープン7周年を記念して秋冬限定メニュー「7種(クマ、シカ、イノシシ、アナグマ、アライグマ、タヌキ、カラス)の獣鍋」を提供。鍋に使う肉は全て国産の天然ジビエであり、日本で古来食べられてきた郷土食の獣鍋を「寒い時期に体の中からほっと温まるメニュー」として提供。メニューは、熊みそ鍋(2,980円)、紅葉みそ鍋(1,680円)、紅葉すき焼き(1,780円)、アナグマすき焼き、アライグマみそ鍋、タヌキみそ鍋(以上2,680円)、カラス火鍋(5,980円、3~4人前)がある。同店ブランディング担当の宮下慧さんは、「獣鍋は肉も野菜もしっかりバランスよく取れて、体の中から温まることができる。当店の鍋はみそベースが多いので、ジビエ初心者も親しみやすいと思う。」と来店を呼び掛けている。営業時間は17時~翌1時まで(金・土洋は翌5時まで)。獣鍋の提供は2019年3月末までである。

(2018/10/17 高田馬場経済新聞 より)

 

 

【対策】豊前市のジビエ処理施設稼働 年間シカ400頭イノシシ120頭 販路、独自性が課題/福岡県

 有害鳥獣処理施設が豊前市大西に完成し、試験稼働を開始した。2019年度以降、本格的に稼働する。施設は鉄骨平屋で、延べ床面積は約140㎡。解体処理室や加工・包装室などがあり、金属検出器や急速冷凍庫、ミートスライサーなどが設置されている。総事業費は6,793万円である。市獣肉処理施設管理組合(山崎廣美組合長、35人)が指定管理者として運営する。肉は道の駅「豊前おこしかけ」などで販売するほかに、精肉加工会社や飲食店にも出荷予定。市によると、捕獲頭数は年々増加していたが、捕獲後の処理負担が課題となっていたため、処理加工施設を設置し、被害防止と捕獲意欲の向上などを目指した。市農林水産課などによると、みやこ町などに同様の施設があり、競争相手が多いため、いかに独自性を発揮し、販路を開拓していくかにかかっているという。

(2018/10/18 西日本新聞 より)

 

 

【対策】繁殖期エゾシカ注意 稚内市内 目撃増、捕獲も本格化/北海道

 エゾシカの活動が活発になる繁殖シーズンである秋を迎え、市内の中央地区などを数頭単位で歩くシカの目撃も増えている。稚内署によると、稚内市と猿払村でシカが関係する交通事故が2017年度の1年間で85件発生。その36%(31件)が10,11月に集中しており、その内午後5時から翌朝6時の夜間帯の事故が87%(27件)だった。宗谷総合振興局環境生活課によると、秋は繁殖シーズンで雄のシカが興奮しやすくなり、突然道路に飛び出す個体が増えるという。また、日没が早くなるため同課は「特に視界が悪くなる夕方の運転には十分気を付けてほしい」と注意を呼び掛けている。

(2018/10/20 北海道新聞 より)

 

 

【対策】シカ食害で失われたミズバショウ取り戻す 尾瀬・大清水で植栽/群馬

 10月20日、県内外のボランティア約70人が、尾瀬国立公園の大清水湿原(片品村)でミズバショウの苗の植栽を行った。かつて約2万株あったミズバショウは、近年シカの食害により激減。回復に向け、公園の群馬県側全てを所有する東京電力ホールディングスがクラウドファンディング(CF)で資金を募り、賛同者が集まった。8月22日から約1か月間、目標額100万円でCFを実施し、全国の187人から計212万円が集まった。この日参加した出資者は、水の流れがありそうな場所を選んで1,500株を丁寧に植えた。

(2018/10/21 上毛新聞 より)

 

 

【利用】鹿肉で犬用ジャーキー 松本の上原さんが開発や製造販売一手に/長野

 松本市神林の上原真由美さん(40)が、県内の鹿肉を使った犬用ジャーキーの開発から製造販売までを手掛けている。愛犬と参加した犬の品評会で鹿肉ジャーキーの存在を知り、3年ほど前から開発を開始。シカは猟師の父親(69)から直接仕入れ、上原さんが解体し、心臓や食堂、肺なども活用し、乾燥機で乾燥させて作る。内臓の周囲の肉や膜は、ミンチにして老犬用のクッキーにするなどしている。保存料は不使用。製造したものは上原さんが運営するインターネットショップ「信州わんわんジャーキー」で販売している。一度に大量のジャーキーを製造できる業務用食品乾燥機を購入しようと、クラウドファンディングで資金を募っている。目標額は75万円。

(2018/10/21 中日新聞 より)

 

 

【被害】北海道内 エゾシカ事故多発 エサ不作で昨年過去最多、今年も要警戒

 道のまとめで、エゾシカが関係する交通事故が2017年に道内で2,430件(前年比25%増)発生し、調査開始の2005年以降で最多だったことが分かった。10,11月で1,109件を占めており、管内別では釧路452件、胆振374件、石狩256件など。2011年(2,306件)と2017年が突出しており、両年ともドングリが不作だった。エゾシカは越冬に備えて脂肪分が豊富なドングリを食べるが、不作だと人里にも行動範囲を広げる。道立総合研究機構林業試験場によると、ドングリの実りは土中の養分と気象条件に左右され、昨年は養分が少なく、受粉後の花が成長する6月の長雨も重なり不作になったと考えられる。今年も天候不順などでドングリは不作となっているため、専門家は安全運転を呼び掛けている。

(2018/10/24 北海道新聞 より)

 

 

【被害】シカの食害でピンチ 絶滅危惧のオオママコナ/和歌山県

 古座川町と串本町でしか確認されていない固有種で、県の絶滅危惧1種である古座川町内にあるオオママコナの自生地がシカの食害で荒らされている。植物園芸研究家の福永裕一さん(42)は「自生地で網を囲むなど早く対策をとってほしい」と訴える。1990年に古座川町に住む谷幸子さん(70)が発見し、1992年に新種と発表されたオオママコナは、大きいもので高さ70cmほどになり、9~11月ごろに淡紅紫色の筒状の花を咲かせる。同種はウバメガシの林でしか生育しない半寄生植物で、ホウジャクというガがいないと受粉できない。近年、シカの食害で自生地は発見当初の半分以下の面積になっているという。

(2018/10/24 紀伊民報 より)

 

 

【被害】パークゴルフ場はエゾシカの「楽園」/北海道

 北海道稚内市のノシャップ岬近くのパークゴルフ場はエゾシカの楽園となっている。城内には親子連れのメスやオスがおり、時折オス同士が角を突き合わす姿も見られる。しかし、市民も気にすることなくプレーを続けている。周辺では市が捕獲作戦を展開しているが、ここは民家があるなどで対象地域から外れているため、シカが人を恐れる様子はない。地元の人はある意味でシカと人が共存している理想的な光景と話すが、道路を横断するシカも多いため、市では注意を呼び掛けている。

(2018/10/25 朝日新聞 より)