全日本鹿協会 Japan Deer Society

鹿ニュース(2016年11月14日~11月20日)対策編

銃猟解禁、ルール順守呼び掛け 静岡県警が県内指導

静岡県内で15日、銃猟が解禁され、県警が関係機関と連携して県内一斉の指導、取り締まりを行った。富士市では県警生活保安課と富士署、県富士農林事務所、地元猟友会の関係者8人が午前6時から富士山麓の山林でパトロールを実施した。雨と濃霧のため、ハンターの姿はほとんど見られなかった。天候回復を待っていた「富士大物クラブ」メンバーらに声を掛け、猟銃や火薬を車に置いたままにしないことや、誤射に注意するよう呼び掛けた。県警生活保安課によると、2015年度の狩猟期間中、県内で猟銃の発射制限違反や保管義務違反など66件、73人の違反が確認された。猟銃に関する受傷事故は死亡事故1件を含む7件が発生した。銃猟は来年2月15日まで。イノシシとシカのわな猟は11月1日に解禁され、来年2月末までの4カ月間。(2016/11/15 静岡新聞 より)

中アのシカ GPSで追跡調査

増加が懸念される中央アルプスのニホンジカについて、南信森林管理署や長野県は、GPSを使った鹿の行動追跡調査を始めた。10月から今月にかけ、雄1頭、雌4頭の計5頭にGPS発信器を装着。行動範囲などを調べ、生息状況の把握や食害などの被害防止に活用する。14日に駒ケ根市役所で開いた中ア野生動物対策協議会の総会で、同署や県の担当者が報告した。追跡期間は、発信器の電池が切れるまでの約2年間。同署は今年度さらに、中ア一帯に設置しているセンサーカメラを21基から50基に増設。2014年度からはライトセンサス調査も行っている。中アの鹿の多くは南アから移ったとされていたが、木曽郡南部でも増えていることから、岐阜県などからも入り込んでいる可能性はあると指摘。「行動範囲が広いとされる雄へのGPSを増やし、行動を観察したい」としている。(2016/11/15 長野日報 より)

クマ猟解禁、1頭捕獲 「手負い」恐れ猟師慎重/兵庫

兵庫県で20年ぶりにツキノワグマの狩猟が解禁された15日、県内各地では早朝から猟師が獲物を追った。多くはシカやイノシシなど目当て。初日は佐用町でクマの雌1頭が仕留められたが、現場では手負いにした際の危険性などから狩猟に慎重な声も多く、解禁の効果に対する見通しは立っていない。県内では今年10月以降にクマの出没が急増し、人がけがをする被害も2件発生。人とクマとの共生の在り方は、狩猟解禁で保護から適正管理へと大きな転機を迎えた。丹波市青垣町では同市猟友会青垣支部のメンバーら約10人が山に入り、猟犬で獲物を追い込む「追い山猟」でシカやイノシシを狙った。クマ猟の許可を得たメンバーもいるが「クマだけを狙った猟はしない」とし、この日はシカ1頭を仕留めた。豊岡市但東町ではシカ猟に臨んだが、成果はなかった。「クマに出くわせば撃つ場合もあるかもしれないが、わざわざ狩るつもりはない」。宍粟市では今回は猟師1人1頭、1カ月の制限付きで140人にクマの狩猟許可が出されたが、猟師の高齢化も進み「誰でも撃てるようにしないと、クマがどんどん増えて被害が広がる」との訴えもある。(2016/11/15 神戸新聞NEXT より)

駆除、わな使用は慎重に 行政への事前申請や免許取得を/群馬

桐生市で男性がイノシシに襲われ死亡した事故で、男性が庭に設置していたわなは市に事前申請がなく、県の許可基準を満たしていなかった。鳥獣被害防止からこうした「無許可わな」を設置する農家は少なくないとみられ、市や県は適正な申請やわな免許の取得を呼びかけている。(2016/11/15 毎日新聞 より)

狩猟解禁、岡山県警が取り締まり 猟銃の誤射防止や適正使用へ向け

狩猟が解禁された15日、岡山県警は誤射などの事故防止と、猟銃の適正な取り扱いに向けて違反行為の一斉取り締まりを始めた。一部を除き、狩猟期間の終わる来年2月まで続ける。初日は警察官約300人が出動。鳥獣保護区、休猟区、公道など禁止区域で発砲していないかや、実弾を装填したままの猟銃の携帯などを警戒。ハンターに銃の適切な使用を指導した。狩猟期間は来年2月15日まで。農作物に大きな被害を与えるイノシシ、ニホンジカに限り、同3月15日まで延長される。
(2016/11/15 産経ニュース より)

鳥獣被害防止へサイト 県が開設 県民からの情報収集 /徳島

農作物などに深刻な影響を与える野生鳥獣の生息状況の把握や適正管理に向け、徳島県は15日、県民から情報を収集するウェブサイト「ここいた!ケモノ調査隊」を開設した。スマートフォンなどで撮影した鳥獣の写真を送信してもらい、サイトで公開することで被害防止につなげる。対象鳥獣はニホンジカ、イノシシ、ニホンザル。調査場所は県内全域で、鳥獣の姿や足跡などの痕跡を捉えた写真の提供を募る。目撃情報や農作物の被害情報だけでも受け付ける。寄せられた情報はサイト上の地図で公開し情報共有することで農作物などの被害軽減に役立ててもらう。県にとっても、対策に力を入れる地域が詳しく把握できるメリットがある。調査期間は来年3月末まで。情報を多く寄せてくれた人には、ジビエの加工品などを贈ることにしている。(2016/11/16 徳島新聞 より)

県内で狩猟解禁 事故防止に向けて検問やパトロール/群馬

群馬県内では十五日、狩猟解禁となり、県や市町村、県警、県猟友会などが計二百五十人体制で、県内各地で入猟者の検問や猟場のパトロールを行った。県自然環境課のまとめによると同日正午までの県内の入猟者数は四百六人。ニホンジカは昨年に引き続き県内全域で、国の定める「一人一日あたり一頭」の捕獲頭数制限を「オス一頭、メス制限なし」に緩和した。また、農林業などへの被害が顕著なことから、袈裟丸山、高山、川場、神津の鳥獣保護区でも一時的にニホンジカとイノシシを捕獲可能にした。安中署では、同日早朝から安中市松井田町北野牧で検問を実施。同署員が入猟者の狩猟免許の所持や、銃砲やわなの状態などを確認した。(2016/11/16 東京新聞 より)

猟友会 若手増える 農作物の鳥獣被害続発の長野原町 /群馬

有害鳥獣による被害の続発を受け、群馬県長野原町の若手の酪農家や農家が、自分で土地や作物を守ろうと相次いで狩猟免許を取得している。1年半で会員が12人増の41人になった町猟友会の会長は「若い人が増えてありがたい。しっかり教えて地域を守る態勢をつくりたい」としている。県内で狩猟は15日に解禁され、正午までに406人が入猟した。狩猟期間は原則、来年2月15日までだが、ニホンジカとイノシシは同28日まで。10月末時点の狩猟登録者は前年比47人減の3377人。
(2016/11/16 上毛新聞 より)

獣害防げ 日の出とともに一斉発砲/滋賀

2016年度の狩猟が15日、解禁された。滋賀県内では来年2月15日(シカとイノシシは3月15日)まで、猟銃やわななどによる野生鳥獣の捕獲が行われる。 県自然環境保全課によると、今年度の県内での狩猟者登録数は11月1日現在で昨年より約200人多い1718人。昨年度の狩猟期間中の捕獲頭数はイノシシ1476頭、シカ2972頭だが、同課では個体数は増えているとみて、今年は有害鳥獣駆除も含めたシカの捕獲目標を1万6000頭に設定した。この日は雨模様だったが、彦根市の文禄川ではハンターたちが午前6時半の日の出とともに、編隊を組んで飛ぶカモに向かって一斉にパン、パンと発砲した。銃猟は日の出から日の入りまでしか発砲ができないため、県の森林整備事務所の職員や警察官、猟友会役員らが巡回し、日の出前の発砲などがないかを取り締まっていた。(2016/11/16 毎日新聞 より)

狩猟解禁 初日は323人出猟/長野

狩猟が解禁された15日、諏訪地方の山林にもハンターが繰り出し、個人やチームで対象の鳥獣を狙った。猟期は来年2月15日までだが、ニホンジカとイノシシは、引き続きわな猟に限って3月15日まで1カ月間延長する。茅野市米沢の猟場には6人のハンターが集まった。「近年は趣味というより、社会貢献の狩猟という意味合いが強い」とメンバーの1人。県諏訪地方事務所林務課によると、管内の今季の狩猟者登録数は延べ約430人。初日は市町村、警察、県鳥獣保護管理員とともにパトロールを行い、地域住民に狩猟解禁を周知したり、ハンターに安全狩猟と法令順守を呼び掛けたりした。諏訪地方の昨年度のシカの捕獲頭数は、個体数調整と狩猟を合わせて4216頭となり、6年ぶりに減少に転じた。解禁初日の出猟者は323人。事故や法令違反はなかった。(2016/11/16 長野日報より)

昨年度、10年ぶり7億円割る 侵入防止策が奏功/群馬

2015年度の野生鳥獣による県内の農林業の被害額は6億9372万円で、前年度と比べ17%減ったことが県の調べでわかった。被害総額は減少傾向にあり、7億円を下回ったのは05年度以来10年ぶり。県は、侵入防止策が進んだことや、ブナやミズナラ、クリなどの山中のエサが平年より豊富だったことを理由に挙げている。ただ、今年はエサが不作のため、クマやイノシシの出没が相次ぎ、県などは注意を呼びかけている。(2016/11/16 毎日新聞 より)

県内狩猟解禁 動物による食害深刻/福島

今年度の県内の狩猟は15日、解禁となった。期間は来年2月15日までの3カ月間で、イノシシとシカは来年3月15日までとなる。警察官と県職員、県猟友会の会員合わせて約700人は初日、県内各地で猟銃の取り扱いを確認する指導取り締まりを実施した。県警本部によると、法令違反は確認されなかった。有害鳥獣による農産物への被害は毎年、1億円超に上る。昨年度は約1億2900万円あり、県は免許試験の回数を25年以降、3回から5回に増やし、狩猟者を増やして動物による食害を抑える対策を進めている。若者を狩猟に呼び込むために射撃練習費を補助している。(2016/11/16 福島民報 より)

富士通コネクテッドテクノロジーズ、「広域鳥獣クラウド・プロジェクト推進事業」が「MCPC award 2016」で「ユーザー部門、AI&ロボット委員会特別賞」受賞

富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社は、「広域鳥獣クラウド・プロジェクト推進事業」について、「MCPC award 2016」の「ユーザー部門、AI&ロボット委員会特別賞」を受賞しました。「MCPC award」は、業界を超えたモバイルコンピューティングの普及促進団体として1997年に発足したモバイルコンピューティング推進コンソーシアムが、2003年から創設した表彰制度です。
受賞理由:本推進事業は、自治体向けITインフラに、モバイル、ワイヤレス、M2M/IoTにかかわる技術を導入し活用した成功事例です。本事業を推進することにより、お客様の鳥獣捕獲のための見回り作業の効率化を実現しただけではなく、国の課題である鳥獣害の削減、ジビエ加工などの6次産業化や、新たな雇用を生み出すベースの構築につながることが評価されました。
広域鳥獣クラウド・プロジェクト推進事業について
「広域鳥獣クラウド・プロジェクト推進事業」は、自治体(熊本県高森町・福岡県直方市)が共有して利用する広域鳥獣クラウドと、画像により害獣を選別して捕獲可能なICT箱罠と自立型センサーネットワークを連携させ、捕獲の効率化と持続可能な手法の確立を目指して2016年1月から実施されました。本システムは、同様の被害で苦しむ自治体に展開することが可能であり、鹿などの害獣の捕獲・撃退や囲い罠など、異なる種類の罠への活用も可能です。(2016/11/17 dot より)

鳥獣被害を減らせ 24日に舞鶴で対策交流会 京都

鳥獣被害から農作物を守る方法を検討する「有害鳥獣対策『学び合う』交流会」が24日に開催された。市農業委員会や3つの猟友会などでつくる同交流会実行委員会が主催。農家などがスライドを交えて有害鳥獣対策の体験を語り、被害を減らすために議論した。同実行委は今年8~10月、鳥獣被害に取り組む農家38人に聞き取り調査を実施した。交流会では、うち10人がスライド4枚を使って、1人7分間で被害対策の実態を報告。イノシシ捕獲の先進地▽サルとの“知恵合戦”▽防御の工夫-などを説明。
(2016/11/19 産経ニュース)

都市住民がサポーター 篠山で新たな獣害対策/兵庫

サルから守ったブドウの収穫体験、サルより先にクリ拾い。兵庫県篠山市内でこんなユニークなイベントが開かれている。野生動物の食害に直面する農村は、対策をしようにも高齢化による人手不足に悩んでいる。そこで都市住民を呼び込んで農村のサポーターになってもらおうと、趣向を凝らした企画が、新たな獣害対策として注目を集めている。NPO法人里地里山問題研究所(愛称・さともん)が企画。開催は月1回程度。農家がどれだけ野生動物の食害と格闘しているかが理解しやすい実践的な内容で、これまで約50人が参加している。参加者は山裾の柵の点検・修理、農地での黒豆の植え付け、収穫を体験し、夏にはイノシシやシカ肉のバーベキューを楽しんだ。(2016/11/19 神戸新聞NEXT より)

剣山クラブに大臣表彰 自然公園保護で功績

自然公園の保護などで功績があった個人や団体をたたえる「2016年度自然公園関係功労者環境大臣表彰」に、NPO法人・剣山クラブが選ばれた。剣山クラブは県内の登山愛好家85人が加入する。剣山国定公園では県から委託を受け、50以上の登山道でそれぞれ年間5回、パトロールを実施。土砂崩れがないかなど安全面をチェックし、トイレや休憩所といった施設や道案内に不備がないか確認している。キレンゲショウマやオオヤマレンゲといった公園内に自生する希少種の保護活動も行ってきた。シカの食害から守るためネットを設け、定期的な監視活動を続けている。クラブの取り組みや働き掛けにより、三好市の剣山山系に群生しているオオヤマレンゲは、12年に同市の天然記念物に指定された。
(2016/11/19 徳島新聞 より)