全日本鹿協会 Japan Deer Society

鹿ニュース(2016年7月18日~24日)  シカ被害編

【シカ被害】シカの農作物被害5千万円超え/和歌山
県は19日、2015年度のニホンジカによる和歌山県内農作物被害は、前年度比2割以上多い5500万円で、初めて5千万円を超えたと発表した。生息数の増加が一因で、「効率的に捕獲数を増やすほか、畑を守る防護柵など総合的に対策を進めたい」としている。県によると、生息数を減らすには年間1万6千匹以上の捕獲が必要という。捕獲数は年々増やしているが、それでも14年度は1万517匹。そこで県は15年度、全国で初めて、シカの「夜間銃猟」を開始。本年度は実施場所を増やし、期間を延ばすなどする。遠隔操作ができるわなの設置も進めているほか、防護柵設置に補助金を出すなど、さまざまな対策を講じている。(2016/7/20 紀伊民報 より)

 

【シカ被害】有害鳥獣対策 17年度から県が管理計画見直し/群馬
有害鳥獣対策で、群馬県は年間捕獲数の目標値を2017年度から、ニホンジカは1万頭(現行5500頭)、イノシシは1万3000頭(同7500頭)と、それぞれ大幅に増やす方針を決めた。 県内の生息数を推計したところ適正管理には捕獲ペースを上げる必要性が生じたためで、8月にも管理計画(15年5月~20年3月)の変更を正式決定する。ニホンジカ、イノシシの狩猟期間も現行より半月延長する考えで、県は鳥獣による農林業被害拡大を食い止める。 (2016/7/20 上毛新聞 より)

 

【シカ被害】箱根のシカ食害知って 影響や対策紹介24日まで特別展
箱根町でのニホンジカによる食害の現状などについて知ってもらおうと、箱根町元箱根の箱根ビジターセンターで特別展「箱根のシカ」が開かれている。シカの生態、シカが増えることにより心配される影響を解説している。箱根自然解説活動連絡協議会の主催で、24日まで。環境省箱根自然環境事務所は昨年3月に対策検討委員会を設置、国の天然記念物に指定されている植物群落の周辺で被害が出ていることなどから仙石原湿原を対象に高さ約2メートルの植生保護柵の設置を検討しているが、特別保護地区のため、新たな工作物の設置には条件がある。町全体でも観光客らの安全面への配慮などから銃器捕獲の強化が困難なのが実情で、観光地ならではの対策の難しさに直面する。(2016/7/21 カナロコ より)

 

【シカ被害】【利用】ジビエ料理ブーム それでもシカ被害は防げない
「ジビエ料理」が静かなブームになっている。全国の地方自治体がジビエ料理を特産品にしようと力を入れる背景には、シカやイノシシなど野生動物の増加がある。しかし麻布大獣医学部の南正人准教授(動物生態学)は「ジビエブームだけではシカの増加を防げない」とみている。
徳島県は県産のシカ肉などを「阿波地美栄(あわじびえ)」と銘打ち、特産品に育てようと考えている。徳島県農林水産政策課は「ジビエ料理が普及し、消費が拡大すれば、地元に金が落ちる。害獣駆除と地域振興の両方で期待が持てる」と力を込める。福岡県は「ふくおかジビエ研究会」を2013年に設立、肉の解体処理方法の講習会やジビエフェアを開催して普及に努めている。福岡県畜産課は「現在、県内の大手スーパーで取り扱われているのはイノシシ肉だけだが、シカ肉も流通すれば新たなビジネスチャンスが生まれる」と期待する。 長野県小諸市はシカ肉のペットフード化を目指している。小諸市農林課は「商品化が実現すれば、地元に新たな雇用も期待できる」と意気込んでいる。三重県は2014年度に県産の野生鳥獣肉を「みえジビエ」として商標登録を果たした。三重県フードイノベーション課は「シカ肉は大昔から日本人が食べてきた食材。そのおいしさをより多くの人に知ってほしい。将来は本場フランスなど欧州に売り込むことも考えている」と意欲を示す。
だが、ジビエブームだけでシカの増加を防ぐのは難しそうだ。ジビエ料理をおいしく食べるためには、捕獲後2時間以内に肉の加工場へ持ち込まなければならない。結局、人里に近い里山で狩猟したものだけが、ジビエ料理の食材となる。その結果、里山から逃げたシカが奥山で繁殖することも考えられる。ジビエに利用するだけでなく、シカの数の適正管理が必要になってくる。南准教授は「自治体は地域を経済的な側面からだけでなく、自然環境の保護、野生動物の適正管理といった側面からも見るべきだ。経済と環境の双方に精通し、効率的な捕獲を計画できる専門家や、駆除を事業とする専門的捕獲技術者を育てることも忘れてはならないだろう」とアドバイスしている。適正管理を進めるためには、高い技術がハンターに求められる。ハンターの養成も自治体が急いで考えなければならない課題となりそうだ。
(2016/7/22 ビジネス+IT より)

【シカ被害】道路に飛び出してきたシカと衝突、乗用車が全焼/北海道
18日午後1時45分ごろ、北海道北見市内の道道を走行していた乗用車と、道路に飛び出してきたシカが衝突する事故が起きた。クルマは中破炎上したが、運転していた34歳の男性は車外へ脱出しており、ケガはなかった。クルマはその後、通報を受けた地元消防が消火作業を行ったが、約30分で全焼している。(2016/7/22 レスポンス より)

 

【シカ被害】こんな注意書き見たことない!
「刀ミュ」厳島公演からのお願いに注目集まる
ミュージカル「刀剣乱舞」の特別公演が、2016年11月12日に厳島神社で行われる。その公演に関するお願いに、普通では考えられない項目があると話題になっている。「宮島に生息する野生の鹿が、チケット等を食べてしまう事例がございます。チケットをお持ちでないと、いかなる場合においてもご入場頂けません。お手荷物には十分にご注意下さい。」チケット紛失の理由が、たとえ「鹿に食べられた」からだとしても、入場することができないという注意喚起だ。この注意書きに対し、ツイッター上では「みんな鹿にチケット食べられないようにしような!!!!!!!」といったコメントが。ちなみにチケット料金は1万円なので、皆さんご注意を。(2016/7/22 Jタウンネット より)