全日本鹿協会 Japan Deer Society

鹿ニュース(2016年7月18日~24日) 対策編

【対策】西伊豆の電気柵事故 あす1年
西伊豆町で川遊びをしていた家族連れらが獣よけの電気柵に感電し、男性二人が死亡した事故から十九日で一年。経済産業省は、専用装置のない柵を電気工事士の資格がない人が付けると罰則の対象とする改正省令を四月から施行した。懲役三カ月以下か、罰金三万円以下。ただ自作柵は、これまでも電気事業法に基づく技術基準で規制されており、抜本的な対策とは言い難い。再発防止は設置者の安全意識にかかっている。電気柵は電流を一瞬だけ流すように制御する専用装置を使用し、危険表示を取り付ける必要がある。西伊豆の事故は、専用装置を使わず、電流が常に流れ続ける危険な仕組みだった。伊豆半島の山あいを取材車で走ると、昨夏に一斉点検したはずなのに、設置が求められる危険表示のない電気柵が点在していた。事故から一年を経て、農地には、設置者の意識が高まったと思えない光景が再び現れている。
(2016/7/18 中日新聞 より)