全日本鹿協会 Japan Deer Society

鹿ニュース(2017年2月27日~3月5日) その他編

【その他】(京の隠れ里に住んで)命を学ぶ「留学」狩猟見学も

 京都市中心部から車で約1時間、市最北端にある久多。山々に囲まれた、約90人の小さな集落です。2月中旬、一面の銀世界となったこの里に、若い人たちが学びにやってきました。京都市の教育事業会社「PaKT」が久多など全国3カ所で展開している教育プログラム「村・留学」の皆さんです。大学生らが地域に数日間暮らすことで持続可能な社会とは何かを感じ取り、生きる力をつけるのがプログラムの狙いと言います。久多でのステイ先は主催でもある「農家民宿 おくで」。2年前にスタートし、冬と夏の年2回の開催です。今回は2月11日から19日までの9日間、全国各地から大学生13人が参加しました。期間中は、お年寄りとの交流会やお宅訪問のほか、シカの解体体験や狩猟見学、みそ作りなどを体験。雪の壁に閉ざされた家々も目の当たりにしました。(2017/2/28 朝日新聞 より)

 

 

【その他】鳥獣対策で小諸市などに大賞

 農水省は2月28日、同省舎で、鳥獣被害防止やジビエに取り組み、地域に貢献している個人や団体に贈る「平成28年度鳥獣被害対策優良活動表彰」の表彰式を開催。その後、合同会社まかく堂主催の「第4回全国鳥獣被害対策サミット」が行われ、約300人が出席し、受賞者の取り組み事例も発表された。農林水産大臣賞(被害防止部門)を受賞した長野県小諸市では、限られた予算の中で、長期的で費用対効果のある対策を練るため、平成23年度に鳥獣の生態などの知識を持つ野生鳥獣専門員を採用。捕獲については猟友会が請け負うが、会員は減少傾向にあるため、市の若手職員に免許取得などを促した。大型鳥獣は猟友会が、小・中型鳥獣は市が、という住み分けを行いながら、猟友会との信頼関係を構築。実施隊のメンバーの環境改善にも取り組み、捕獲頭数の増加や被害額の減少につながった。しかし財源がひっ迫したため、捕獲したシカの肉をペットフードとして商品化し販売することにした。今後は近隣市町村から捕獲鳥獣を小諸市の処理施設へ受け入れたり、シカ皮などを商品化して小諸市のブランド商品として販売していくという。今表彰から新たに設けられた農林水産大臣賞(捕獲鳥獣利活用部門)を受賞した熊本県のくまもとジビエ研究会は、シカ肉が捕れない福岡県で商談会を開催したり、くまもとジビエ料理フェアを開いたりして、ジビエの認知度を向上させた。また県内唯一の調理専門学校で、全国初のジビエ授業を、正式なカリキュラムとして行った。(2017/2/28 農業協同組合新聞 より)

 

 

【その他】食作法は日に1度 食事は施し、「生飯投げ」 奈良・東大寺のお水取り

 東大寺二月堂の修二会(お水取り)で籠もっている練行衆(れんぎょうしゅう)の正式な食事は日に1度のみで、「食作法」として二月堂下の食堂で正午から行われる。食事の献立は飯や煮物、みそ汁など精進の献立。これも行とあって食前には祈願が長く続き、その声が食堂の外にももれ聞こえてくる。食事を終え出てきた練行衆は、ちいさな紙包みを近くの閼伽井屋(井戸)の屋根に向かって投げた。鳥獣に一握りの飯を施す「生飯投げ」だ。これを知ってか鳥やシカも姿を見せる。(2017/3/4 産経ニュース より)

 

 

【その他】独特な世界描いた作品並ぶ 神戸の墨絵画家が個展

 神戸市の墨絵画家、山下彩奈さんの個展が15日まで明石市で開かれている。シカや牛にも精神力があるような独特な世界を描いた作品が並ぶ。山下さんは専門学校時代、動物や環境保全をテーマに具象画を描き、個展も開いてきた。新旧作品で墨絵を描いたのをきっかけに本格的に墨絵制作を始め全国のコンクールで入賞を重ねている。作品は角切りされたシカを描いた「角の霊」など動物を描いたものと、寺の風景や地蔵を描いたものなど。描かれたシカや牛には目に何かを訴える力があり、霊性を感じさせる。(2017/3/4 神戸新聞 より)