全日本鹿協会 Japan Deer Society

鹿ニュース(2017年4月3日~26日) 利用編

【利用】シカ肉の缶詰を発売 美馬の建設会社が商品化/徳島

 美馬市木屋平の建設会社・田村組(市ジビエ加工施設の指定管理者)が、シカ肉の甘露煮の缶詰を発売(全国初)。食害対策で捕獲したニホンジカの有効活用と、ジビエ料理の普及が目的。商品名は「地美栄(じびえ)シカ肉の甘露煮」で140g入り500円。シカ肉のうち廃棄されていた足の部分などを有効利用。しゅうゆ、砂糖、みりんなどで味付けし、ショウガと煮込むことで独特の臭みを押さえた。木屋平地区では近年、主要作物のユズやレタス、ダイコンなどの農作物がニホンジカの被害を受けている。2013年度以降の駆除頭数は130、270、320頭と増加しており、16年度も前年度並みの見込み。酒のつまみ用などに70g程度のミニサイズの販売も検討している。(2017/4/5 徳島新聞 より)

 

 

【利用】給食にシカやイノシシ肉 広がる「ジビエ給食」自治体競い合い/静岡・和歌山・奈良・福岡・徳島・長野

静岡県南伊豆町の小中学校5校で2月、地元産のシカ肉を使ったラザニアが給食に登場。ジビエが給食の食材になったのはこの日が初めてだったが、生徒はおいしそうに食べた。和歌山県古座川町では、シカ肉を使ったカレーとシチューが、2016年11月から毎月1回、町内の小中学校4校で給食に登場。また、奈良県五條市では2016年度に市内の幼稚園、小中学校2園13校の給食に、五條産のイノシシ肉を使用したボタン汁、カレーライス、麻婆丼が登場。これらの活動の背景には、シカやイノシシを中心とした鳥獣被害の増加がある。どの地域も、給食に地元産のジビエを出すことによって子供たちに命の尊さを教えると共に、地元のことをもっと知ってもらうきっかけになれば良いと考えている。また、その他の活動として福岡県では2013年から「ふくおかジビエ研究会」を設立し、肉の解体方法講習会やジビエフェアを開き、普及に努めている。また、徳島県では2012年度から県のガイドラインに則したジビエ料理を提供する飲食店を認定。長野県小諸市は2016年に自前の解体加工施設を整備し、害獣として駆除した鹿肉のペットフード化を始めた。これらの活動の課題は、シカやイノシシ肉の安定供給のために、ハンターの減少・高齢化にも視点を当て、改善していくことである。

(2017/4/20 ZUU online より)

 

 

【利用・対策】秩父産鹿肉の販路拡大狙う 西秩父商工会など/埼玉

埼玉県秩父市・小鹿野町の商工業者が加入する西秩父商工会や地元観光団体などでつくる「ちちぶのじか活性化協議会」が、秩父産の鹿肉の特徴や部位を紹介するリーフレット作製。秩父産の年間売上高は現在800万円程度で、取扱店舗は都内・埼玉県内で30数店。都内を重点的に開拓し、早期に100店舗への拡大を目指す。同商工会は2013年からシカ肉の品質を高めるため、わな猟で捕獲した鹿のみを取り扱うなどの事業に取り組んでいる。また、鹿革を使ったキーケースや定期入れなども試作している。

 県内の2015年度のニホンジカの捕獲頭数は約2500頭(前年度比30%増)。同年度の農林被害面積は33ha、農作物の被害額は14億円弱。県は3月、今後5年間の鳥獣管理計画をまとめ、鹿の猟期を1カ月延長するほか、雌鹿の捕獲頭数を無制限にする。(2017/4/20 日本経済新聞 より)

 

 

【利用】これぞ太古の響き? 土器のシカ革「縄文太鼓」/北海道

札幌市の打楽器演奏家の茂呂剛伸さん(38)は、2009年、自身の演奏を聞いた詩人、原子修さん(84)に言われた「君のリズムは縄文の音がする」という言葉をきっかけに、縄文遺跡が多くある出身地の江別市の土を材料に土器を手作りし、「北海道ならではの音を出したい」とエゾジカの皮を張り、縄文太鼓を作り出した。以来、縄文太鼓の作成と元々演奏していた西アフリカの伝統的な太鼓、ジャンベを織り交ぜた演奏を続け、今では9人の弟子を抱える。6月からはパリの日本文化会館で縄文太鼓の展示や演奏会を予定している。(2017/4/25 日本経済新聞 より)

 

 

【利用】アポイ山荘「えぞ鹿」でエゾシカ肉いかが レストランに新メニュー カレーとハヤシライス/北海道

 町平宇の入浴宿泊施設アポイ山荘のレストラン「えぞ鹿」で、えりも町でとれたエゾシカ肉を使ったカレーとハヤシライスの新メニューが登場。カレーライスは柔らかいバラ肉とスネ肉を使用。5,6種類の香辛料を使い、ピリッとした辛さで、よく炒めたタマネギとニンジンでとろっとしているのが特徴。バラ肉とモモ肉を使ったハヤシライスは、デミソースやケチャップを混ぜて甘さを強調し、子供でも食べやすいようにした。いずれも1200円(税込み)で、サラダと自家製ヨーグルトがつく。(2017/4/25 北海道新聞 より)