全日本鹿協会 Japan Deer Society

鹿ニュース(2017年4月27日~5月13日) その他編

【その他】奈良公園で今年初、シカの赤ちゃん誕生 6月に一般公開/奈良

奈良県奈良市の奈良公園内にある施設「鹿苑(ろくえん)」で7日、今年初めてシカの赤ちゃんが生まれた。体長66㎝、体重約3500gの雄で、「キュー」と元気よく鳴く様子も見せた。鹿苑では現在、公園内の妊娠したシカ約200頭を保護しており、例年出産のピークは6月上旬~中旬。「奈良の鹿愛護会」の職員は人間のにおいがつくと母ジカが育児放棄してしまうことがあるので、子ジカにはあまり近づかないようにと呼びかけている。(2017/5/8 産経ニュース より)

 

 

【事件】鹿ネット盗難続く 佐伯市の造林地/大分 

佐伯広域森林組合によると、宇目重岡で3件、直川赤木で1件、設置済みの鹿ネットの盗難が起きた。佐伯ではスギ伐採後の再造林地の周辺に金属製のポール(長さ20㎝)を地中に50㎝ほど、4m間隔で打ち込み、ネットで囲んでシカが入ってこないようにしている。被害は作業道を少し入った比較的寄り付きがよく、交通量が少ない場所であり、発覚しにくいよう市道などから見える部分は残し、死角になっている場所のネットを80~250㎝切って、ポールごと盗まれている。被害額(人件費含む)は計約73万円。市内で出回っている鹿ネットは同組合でしか扱っていない特殊な製品で、使っていたらすぐに分かる。盗難に遭ったネットは田畑を囲うために盗んだ可能性もあるという。佐伯署に被害届を出している他、組合でもさまざまな対策を考えている。問い合わせは佐伯広域森林組合(TEL:0972-54-3326)へ。

(2017/5/9 大分合同新聞 より)

 

 

【その他】ヒトの死体の骨を食べるシカ、はじめて観察/アメリカテキサス州

米テキサス州サンマルコスにある法医人類学研究所では、腐敗の過程を研究する施設「死体農場」で、どんな動物が死体に群がってくるのか観察するため、カメラを仕掛けた。よく見かけるのはキツネ、ヒメコンドル、アライグマなどだが、草食動物の有蹄類でもヒトの死体を食べることがわかった。オジロジカは小枝や木の実、草の芽、キノコなどを主として食べるが、時には魚、死んだウサギ、生きている鳥も食べるという報告がある。人骨を食べる姿が観察されたのは今回が初めて。植物が少なくなる冬などに、リン、塩、カルシウムなどのミネラルが不足した時に骨を欲すると考えられる。この研究結果によって法医学者らは、死体の腐敗が進んでしまった事例での応用に期待を寄せている。また、人骨に歯型をつけるのは肉食動物だけだと考えられていたため、考古学や人類学における人骨についた歯型の研究について、新たな手がかりを与えてくれると期待している。(2017/5/11 NATIONAL GEOGRARHIC より)