全日本鹿協会 Japan Deer Society

鹿ニュース(2017年5月14日~6月5日) 利用編

【利用】信州シカ肉のカツいかが 明治亭 県が開発支援/長野

長野県がジビエ利用促進事業の一環として、シカ肉流通業者と明治亭を仲介し、開発につなげた明治亭の信州産鹿肉を使ったソースカツ丼とカツカレーの販売が、JR長野駅ビル内の店舗で19日に販売を開始する。長野県とJRグループが7~9月に実施する観光企画「信州デスティネーションキャンペーン」に合わせた。県内のシカ肉は大きな塊で流通しており、カット肉が手に入らず調理が難しかったが、県の要請を受け流通企業がカット肉の取り扱いを始めたことで商品化できた。ソースカツ丼は税別1750円、カツカレーは同1500円。持ち帰り弁当も販売する予定。

(2017/5/19 日本経済新聞 より)

 

 

【利用】静岡県立大生、都内で販売 鹿肉メンチで鳥獣被害訴え

2008年から開かれている全国の大学が独自開発したブランド商品を展示販売する「大学は美味しい!!フェア」の第10回が18日~23日まで、東京都渋谷区の高島屋新宿店で実施される。静岡県内からは県立大食品栄養科学部フードマネジメント研究室の学生らが初出展。鹿による食害被害をきっかけに開発した鹿肉メンチカツ「イズシカめんち」を販売。伊豆産の鹿肉を100%使用し、タマネギやシイタケを加えて食べやすくした。1個250円(税込み)と安価で提供し、食害の深刻さと鹿肉の有効活用も訴える。今年は東京大や関西大など全国34校が参加、地域の特産品を使った和洋菓子や、大学の研究で開発した自慢の食材をPRした。(2017/5/19 静岡新聞 より)

 

 

【利用】害獣を有効活用 シカ肉のジャーキー販売 丹波/兵庫

 地域づくりの研究や実践に取り組む住民グループである丹波地域ビジョン委員会の食グループが、シカ肉ジャーキーを開発、篠山・丹波両市内で試験販売を開始。グループには篠山・丹波両市在住在勤の30~60代の約15人が所属。有害従として駆除されたシカが山中で処分されたことを知り、シカの有効活用を探り始め、味や高級感、高い保存性で販売戦略が立てやすいと考えたジャーキーを試作。肉の仕入れ先はシカ肉加工の「丹波姫もみじ」(丹波市氷上町)、加工は製造会社「丸優」(三田市)。優先度は価格面からイノシシの方が高いことや、食よりも駆除、猟師の絶対数が不足している、などの流通が拡大しにくい要因も学んだ上で、今後は消費拡大のため販売場所を増やしていく予定。

(2017/5/21 神戸新聞 より)

 

 

【利用】但馬産シカ肉ソーセージ発売 「無添加でヘルシー」/兵庫

 兵庫県朝来市和田山町宮内でシカ肉を加工・販売する「鹿工房ロス・カサドレース」が、但馬産シカ肉で作った無添加ソーセージを販売開始。同工房は、吉原剛史さん(42)と高田尚希さん(37)の2人が昨年5月に開設。わな捕獲のシカを仕入れ、血抜きの徹底、1時間以内の前処理、冷蔵庫で数日寝かせ赤身を熟成させるなど、厳格な手順を踏んだ解体処理によってプロのシェフからも評価され、但馬や神戸、大阪にあるレストランなど30店近くに卸している。ソーセージは、富岡市出石町の食肉加工業「但馬の郷」に製造を依頼しており、塩のみで味付けした「プレーン」と「5種のハーブ入り」の2種類があり、いずれも90gが税込み450円。朝来市和田山町玉置の「めぐみの郷和田山店」や同市多々良木の「道の駅あさご」で販売。(217/5/30 神戸新聞 より)

 

 

【利用】シカの角 三味線に 糸巻きグリップに活用 音更/北海道

 三味線愛好者で音更在住の会社経営牧野孝二さん(64)は、自身が所有する津軽三味線の糸巻きのグリップ部分にエゾシカの角を使用し、「エゾシカ仕様」にした。三味線の糸巻きには黒檀(こくたん)や象牙が使われることが多いが、希少価値の高い象牙の代わりにエゾシカの角を使ってみることを発案。キリヤ和楽器店(帯広)の米澤武代表(54)に相談し、エゾシカモデルの検討を開始。米澤さんは昨年末から製作に着手、4月末に完成させた。密度の高い象牙と異なり、エゾシカの角は中央部がスポンジ状になっており強度が弱いため、黒檀とつなぎ合わせグリップ部分にエゾシカの角を使用。三味線を受け取った牧野さんは観賞用にしたいと大切にしている。

2017/6/3 十勝毎日新聞社ニュース より)