全日本鹿協会 Japan Deer Society

鹿ニュース(2017年6月6日~19日) 利用編

【利用】シカ長距離輸送、採算性確認 道のモデル事業 まとめて運び効率化/北海道

 2015,16年度に行った、囲い罠の隣に一時保管場所を設けて一度に運ぶ鹿の頭数を増やすことで、エゾシカを生きたまま300㎞以上離れた肉処理加工施設まで運ぶ、長距離輸送モデル事業の結果をまとめた。これには計約630万円かけ、15年12月14日~16年2月29日に上川管内中川町内で20頭を捕獲し、オホーツク管内斜里町内の肉処理加工施設まで約350㎞輸送。また、16年10月20日~17年1月13日に日高管内浦河町内で3頭捕獲し、斜里町内の施設まで約370㎞輸送。輸送時にシカが負傷したりしないよう工夫することで、肉質の悪化も防ぐことができた。今回の事業で、一時保管場所の設置と運送にかかった経費を差し引くと、15頭以上の一度の運送を1シーズンに十数回行えば採算が取れる。

(2017/6/6 北海道新聞 より)

 

 

【利用】シカ狩りから料理まで 京都で「大人の社会科見学」

 兵庫県姫路市の会社員田中善章さん(28)と市内でレストランを経営する飯田祐作さん(28)が、シカ狩りから肉の解体、料理まで見て味わう体験ツアーを運営している。シカ狩りのほかにも、田植えや稲刈り、キノコ狩りなどのイベントを企画。農村の営みを通じて都市の暮らしでは感じられなくなっている自然と人間の関係を考える機会をつくろうと開催している。6月17,18日には夜久野町で4回目のシカ狩りツアーを開催。1泊2日コース(参加費8千円)では、17日に獣道や罠を設置する作業の現場を見て、シカ肉料理を味わう。持参した寝袋で現地の公民館に宿泊し、翌日は罠を確認し、シカがかかっていれば解体処理も見学。シカ肉バーベキューの昼食を楽しむ。申し込みなどはFacebookの「大人の社会科見学」のページで。(2017/6/6 神戸新聞 より)

 

 

【利用】鹿革の伝統工芸「甲州印伝」で財布製作 神戸の小物店/兵庫

 神戸・元町商店街の革小物店「スタジオキイチ」の片山喜市郎さん(34)が、害獣とされるニホンジカの革と山梨県の伝統工芸「甲州印伝」を組み合わせた財布とカードケースの製作に協力し、販売を始めた。山梨県内で捕獲されたニホンジカをなめした後、片山さんが縫製し、山梨県甲府市の工芸士山本裕輔さん(34)が漆付けをした。鹿革について、片山さんは手触りが良く、長く使える素材と評価した。デザインは真っ白でおしゃれなイメージを前面に出し、従来の甲州印伝の愛好者層より若い30~40代をターゲットにしている。9日から販売を始める第1弾では、財布(3万2400円)、カードケース(1万6200円)各40個を売り出す。鹿革の安定供給などが課題になるというが、秋ごろには色違いの商品を販売予定。(2017/6/8 神戸新聞 より)

 

 

【利用】日高高校中津分校生がシカ肉レシピを考案/和歌山

 日高川町西原の日高高校中津分校(池田尚弘校長)では、シカ肉をPRして町の観光につなげようと、7日、2年生32人が地域おこし協力隊の村越拓也さん(27)と試作品づくりを行い、味などが納得いく料理として、ピザ・肉巻きおにぎり・餃子・お茶漬けの4品を完成させた。このメニューは、同校教諭の友人の三葛心店長のお店、バル「サカズラ」で販売され、シカ肉は狩猟免許を所持し、シカ肉加工も行う村越さんが提供。生徒が考案したレシピから店で提供できるものを選び、7月からメニュー化する。協力隊の村越さんは生徒に、販売して利益を得ることで働くことの意義も学んでほしいと話す。生徒のレシピの商品が注文された場合、売り上げの一部を学校に還元し、売り上げが好調だった場合、日高川町の飲食店、イベントの出店販売なども考えている。(2017/6/9 日高新報 より)

 

 

【利用】エキナカで信州産鹿肉 ジビエプレート/首都圏のJRエキナカ

 ジェイアール東日本フードビジネス(株)はベックスコーヒーショップで、6月1日から8月末ごろまで信州産鹿肉を使った「信州ジビエプレート」を、JRグループで取り組む信州デスティネーションキャンペーンを見据えて販売。夏フェアーのメニューの2つのプレートメニューの1つが「信州ジビエプレート」(ドリンク付税込790円)で、信州産鹿肉を使ったテリーヌと同産エリンギなどで作ったフィジリなどのメニューがワンプレートで楽しめる。シカ肉のテリーヌは、(一社)日本ジビエ振興協会の藤木徳彦理事長監修のもの。(2017/6/9 農業協同組合新聞 より)

 

 

【利用】イズシカカレーパン 日東畜産、初の店舗販売開始―伊豆の国/静岡

 伊豆の国市中の食肉処理卸業・日東畜産(福田耕治社長)が、同社で初めてイズシカを使った「伊豆しかないカレーパン」の販売を開始。同商品はイズシカの小間肉を20%使用したキーマカレーが入った揚げカレーパン。昨年、伊豆市と市観光協会、市商工会、JA伊豆の国でつくる同市産業振興協議会と東平商会が共同開発。日東畜産は加工品の店舗販売も行っているため、イベントのPRにつながればと話しあって決めた。カレーパンは1個300円で販売。

(2017/6/12 伊豆新聞 より)

 

 

【利用】特別授業 県産鹿肉の料理挑戦 伊勢の専門学校生/三重

 6月12日、伊勢市河崎の伊勢調理製菓専門学校で県産鹿肉を使ったジビエ料理の特別授業があった。同学校卒業生で、フレンチ料理店「ミュゼ ボンヴィヴァン」(津市)のシェフで今回の講師の出口直希さんはシカの生態の説明や、「煮込んだ鹿と野菜のグラタン」、「鹿ブイヨン煮」などの3種類の料理を教えた。出口さんは「足やバラ肉は煮込みに向いており、下処理と調理方法を習得すればどんな料理にも応用できる。」と話した。(2017/6/14 毎日新聞 より)