全日本鹿協会 Japan Deer Society

鹿ニュース(2018年12月26日~1月9日)

【その他】象徴空間開設に向けて苫小牧で歴史や文化学ぶ-白老のおもてなし力向上講座

 アイヌ文化の理解を広げることなどを目的とする施設「民族共生象徴空間」の2020年開設に合わせ、町民のおもてなし力を養成しようと、白老町教育委員会は12月22日、苫小牧市内の美術館などを訪れ、地元の歴史や文化に触れながらガイド方法を学ぶ「館長とまち巡り講座」を開いた。講座は16年に開講し、18年は今回で4回目。これまで同町や室蘭市などを訪れている。今回は苫小牧市美術博物館、同センター、勇武津資料館の3施設が対象で、参加者は各施設でガイドの説明方法を学びながら、郷土史や自然への理解を深めた。美術博物館では、植苗村美々にあったシカ肉缶詰工場の歴史や、シカと人間の関わりを紹介する企画展「美々鹿肉缶詰工場展」を中心に見学。野生のエゾシカを原料とした缶詰工場を説明する古文書や模型、実際に発掘された缶詰の一部などをじっくり見入った。(2018/12/26 苫小牧民報より)

 

 

【その他】麋角解(さわしかのつのおつる)

「麋(さわしか)」は見慣れない文字ですね。調べてみると大鹿のこととあります。この大鹿は篦鹿(へらじか)のことで(諸説あり)、平たい手の平状の大きな角を持ちヨーロッパではエルク、北アメリカではムースと呼ばれるシカ科のほ乳類です。大きな角は新しく生え替わるために落ちるということで、まさに「麋角解(さわしかのつのおつる)」。日本で鹿といえば、ニホンカモシカ。漢字で書くと「日本氈鹿」となります。また難しい漢字「氈」がでてきました。これは毛氈、つまり敷物のことで、ニホンカモシカの体毛は長く密に生えており、色もさまざまで毛織物として最適だったわけで、「氈鹿」という名前がつきました。(2018/12/27 ニコニコニュースより)

 

 

【被害】遅延原因「シカ・シカ・イノシシ…」悩める鉄道

 野生動物と衝突したことによる鉄道のダイヤの乱れが増えている。国交省によると、この10年で3・5倍。遅れや車両故障による経済的損失は大きく、鉄道各社は対策に知恵を絞っている。ある鉄道会社は、年間数千万円の損失が生じることもあると説明する。6月6日夜、JR紀勢線の遅延情報がインターネット上で話題になった。2時間強の間に、三重県尾鷲市など1市2町の線路上で動物4頭が4本の列車に立て続けに衝突したのだ。衝突する動物の多くはシカだ。衝突は東京都内でも発生しており、立川市と奥多摩町を結ぶJR青梅線では昨年度35件あり、今年度も11月末時点で18件ある。(2018/12/27 読売新聞より)

 

 

【その他】寒波襲来、奈良のシカもくしゃみ

 日本列島にこの冬一番の寒気が流れ込んだ28日、奈良市では前日から最高気温が5度以上も下がり、奈良公園で国の天然記念物「奈良のシカ」がくしゃみをする姿が見られた。「奈良の鹿愛護会」によると、シカは厚い毛皮に覆われているため、12月ごろの気候で寒さを感じることはないというが、「体調を崩していれば、くしゃみをすることがあるかも」(同会担当)とのこと。(2018/12/28 産経WESTより)

 

 

【利用】大豊町でジビエ食べて 来年2月11日までスタンプラリー/高知

 ジビエ料理を食べてもらおうと、高知県長岡郡大豊町内の飲食店6店がスタンプラリー「おおとよジビエ」を開いている。期間は来年2月11日まで。抽選で5千円相当の町特産品セットなどが当たる。町商工会や店舗でつくる「おおとよジビエ実行委員会」の主催で、2回目。シカやイノシシを使ったハンバーガーや焼き肉定食、ハンバーグ、ロースト肉などの料理が楽しめる。スタンプは3、4、6個で1口応募できる。6店舗制覇すると「おおとよジビエマスター認定証」がもらえる。台紙は道の駅「大杉」などで手に入る。(2018/12/28 高知新聞より)

 

 

【利用】相模原の隠れジビエ居酒屋に新メニュー「イノシシ丼」 元旦営業も

ジビエ料理を提供する相模大野の居酒屋「実家」で12月27日、来年の干支にちなんだ新メニュー「イノシシ丼」の提供が始まった。営業時間が14時~20時30分の、「知る人ぞ知る店」。弁当店から業態変更して2016年10月、再スタート。イノシシとシカの肉を使った手作り料理と店主のアットホームな接客が人気を呼び、口コミで客を増やしている。わな猟の免許を持つ店主の両親を通じ、鮮度の高いジビエ肉を安く仕入れる。店主の小倉さんは「敷居が高いというイメージを変えたい」と猪鹿カレー(550円)、猪鹿カレーパン(250円)、猪鹿鉄板ハンバーグ(340円)など「リーズナブルな」メニューを展開。(2018/12/28 相模原町田経済新聞より)

 

 

【被害】増え続けるシカ・イノシシ…農林業への被害拡大懸念/山形

山形県内でニホンジカの目撃件数とニホンイノシシの捕獲頭数が急増している。県では以前、絶滅したとされていたが、絶滅のおそれがある野生生物を分類した「県レッドリスト」を今年改訂し、「絶滅種」から除外。県外から移動してきたと推測され、15年に目撃件数が30件を超え、17年は41件、今年は11月末時点で既に66件となり、09年以降で最多となった。目撃場所は県内のほぼ全域に及ぶ。以前はオスの目撃が多かったが、最近はメスも増えている。生息範囲を広げる際、最初はオスが新たな地域に侵入するといい、繁殖して頭数が増えていくことが危惧されている。これまで人への被害は報告されていないが、9月には鶴岡市の県道で車と衝突するなど、各地で事故も相次いでいる。生息数が増え続ければ、農林業や人への被害が拡大する恐れがあることから、県は予定を前倒しして来年度、ニホンジカの管理計画を策定したうえで、本格的な対策に乗り出すことにしている。国はニホンジカとイノシシを23年度までに半減させる目標を掲げ「、指定管理鳥獣」として交付金を出して都道府県が行う捕獲を支援している。(2018/12/28 読売新聞より)

 

 

【その他】シカ猟中に重傷、流れ弾か 69歳男性、北海道苫小牧

 29日午前7時半ごろ、北海道苫小牧市の山林で、1人でシカ猟をしていた勝呂裕司さんが左手を骨折する重傷を負った。苫小牧署は、他のハンターの流れ弾が当たったとみて業務上過失傷害容疑も視野に調べている。命に別条はない。署によると、勝呂さんは銃声が聞こえた直後、左手の親指付け根付近を負傷。「自分が撃ったシカに近づこうと歩いていたら、他のハンターの流れ弾が当たった」と話している。他のハンターの姿は確認できていない。勝呂さんは自力で病院に向かい、病院が道警に通報した。(2018/12/29 産経ニュースより)

 

 

【その他】シカ愛あふれる一冊 奈良の児童作家が刊行

「奈良の鹿愛護会」会員の児童作家、中村さんが同会の活動を描いた児童向けノンフィクション「奈良鹿ものがたり」(佼成出版社)を刊行した。「角きり」や「鹿寄せ」といった伝統行事のほか、シカにまつわる豆知識を紹介している。中村さんは兵庫県西宮市出身。小学3年で奈良県大和郡山市に引っ越してきた。大学卒業後、東京の出版社に就職し、昨年退社して奈良に戻り、現在はフリーの編集者として活動。一方で児童作家として「創作童話・絵本・デジタル絵本コンテスト」で、厚生労働大臣奨励賞を受賞したこともある実力派だ。愛護会の活動を周知し、シカについて正しい知識を持ってもらおうと同書を執筆。撮影を担当した県出身の写真家、川上さんによる愛らしい表情を捉えた写真も見どころだ。(2018/12/29 産経ニュースより)

 

 

【利用】日本の伝統皮革・鹿革でスニーカーを作ってみた/奈良

大和郡山で昭和22年に創業した靴メーカー「オリエンタルシューズ」。一貫して紳士靴づくりに専念してきた。今や海外の有名ブランド靴も手がけ、海外生産も行なっている同社だが、その「大和の靴づくり」の原点に立ち返った自社ブランドが『倭イズム』。営業部の亭良行氏は「裁断・縫製から仕上げまで、すべてを奈良で完結させることで“メイド・イン・ナラ”を徹底して追求したブランド」と語る。亭氏が着目したのは鹿革。なかでも日本一の鹿革の産地・宇陀市で創業135年を数える皮革の老舗「藤岡勇吉本店」が手がけた鹿革に魅了された。ただしもっぱらジャケットや手袋用の素材として使われていた鹿革は、薄く柔らかく、スニーカーのアッパー材として使うのは困難であった。水が浸透しやすい欠点もあるなど、解決しなければならない課題もあった。試行錯誤を繰り返し、革と製法の両面に工夫を重ね、美しく堅牢なレザースニーカーに仕立てることに成功。内底にも鹿革を使用し、しっとり吸い付くような足あたりが魅力。奈良の靴づくりの粋を実感できる、ディアスキンの国産レザースニーカー。その上質な仕上げと履き心地、履き込むほどに増す風合いを体感していただきたい。(2018/12/29 @DIMEより)

 

 

【その他】動物の残骸75キロを町長宅に投棄 容疑の元町議逮捕

 京都府の他人宅に解体した動物の残骸を投棄したとして、田辺署は12月30日、廃棄物処理法違反の疑いで同町の元町議会議員の梅本昭信容疑者(64)を逮捕した。同署によると、投棄されたのは町長の自宅という。 逮捕容疑は12月29日、町長宅に解体した鹿の頭や骨など計約75キロをゴミ袋に入れて放置した疑い。同署によると、梅本容疑者は同日、町役場にごみ回収を求める電話をして、回収日が30日であることを告げられると、「回収できないなら町長の責任や」などと話していた。梅本容疑者は1998年の町議選に初当選し、1期務めた。2003年に町長選に立候補して落選した。 (2018/12/30 京都新聞より)

 

 

【その他】「鈴鹿10座」の山々で地域おこしを エコツーリズムの展開を目指す/滋賀

鈴鹿10座は東近江市が2015年に市制10周年を記念して、①市内から登ることができる、②鈴鹿山脈の北部、中部、南部で異なる地質や植生の特徴を表す、③古くから人々の生活に関わりが深い、④市内を琵琶湖まで流れる愛知川の源流域にある、といった条件に当てはまる山から選んだ。最終的に選定されたのは藤原岳、竜ケ岳、釈迦ケ岳、御在所岳、御池岳、雨乞岳、イブネ、銚子ケ口、日本コバ、天狗堂となった。鈴鹿10座に関してはさまざまな課題の存在が東近江市の「保全・活用プラン」で指摘されている。そこで、鈴鹿10座の活用を本格化するにあたり、東近江市では2017年9~11月にエコツーリズムガイド養成講座を開講し、30代から70代まで18人の受講者を同市エコツーリズム推進協議会がガイドに認定した。2018年春には、これらのガイドによる鈴鹿10座エコツアーガイドクラブが発足。同クラブが請け負う形で、登山道の整備や登山ツアーの実施、ビジターセンターの運営などが始まった。こうした動きに弾みをつけようと、鈴鹿国定公園の指定からちょうど50周年となった18年、「山の日」に市内の永源寺コミュニティセンターでシンポジウムが開かれ「鈴鹿10座の魅力とエコツーリズムの展開」がテーマのパネル討論には、4人のパネリストが登壇した。(2018/12/31  WEBRONZAより)

 

 

【その他】「ゴールデンカムイ」の限定・鹿肉カレーを食べた正直な感想

筆者が食べたのは『食べてもいい“オソマ” 鹿肉入りカレー』です。パッケージに描かれているのは『ゴールデンカムイ』というコミックス作品に登場するヒロイン『アシリパ』のようです。丸いくりぬきの中の男性キャラクターは『杉元佐一』で、物語の主人公だそうです。男性の傍にある「ヒンナヒンナ」というコメントは、「ヒンナ」=「(食事に)感謝」というアイヌ語から。日本語の「いただきます」「ごちそうさま」に近い感覚かもしれません。「オソマ」とは?「アシリパ」が杉元の携帯していた味噌やカレーなど粘性がある茶色い物体は全て「オソマ(大便)」と見做して嫌悪・・・調べるんじゃありませんでした(笑)。出来上がった「鹿肉入りカレー」は鹿肉の存在感が際立っています。鹿肉を口に運びます。結論から言うと、筆者の期待値は超えてくれませんでした。ルーはそこそこ美味しかったのですが、肝心の鹿肉がいまいちだったのです。適度な歯ごたえであればいいのですが、歯ごたえがありすぎて噛みきりづらい。(2019/1/1 ニコニコニュースより)

 

 

【対策】自然の恵み、この手で 私たち「狩りガール」/神奈川

 女性狩猟者、通称「狩りガール」。神奈川県ではここ5年、女性登録者が2倍以上に増えており、約250人いる。そこで市内在住の狩りガール、モデルの正田美里さんと料理家の後藤広美さんに話を聞いた。

―狩猟歴は?正田さん「10年目です。事務所の社長に誘われてクレー射撃を始めたのがきっかけ。今年ライフルの免許も取得しました」後藤さん「私は2年目。鳥撃ちをする女性料理人を見て、私もやってみたいと」

―実際捕獲した経験は?正「私は北海道の流し猟でシカを」後「イノシシを撃ったことがあります。最近”県猟ガールズ”というグループに入って。会合で『いつか女性だけで狩りに行きたいね』なんて話しています」

―捕獲した獲物は?正「みんなで分けて持って帰ります」後「どうしたら肉が柔らかくなるかとか調理法を一日中考えるのが楽しくて。友人とジビエ料理研究会も開いています」(2019/1/1 タウンニュースより)

 

 

【利用】“ジビエラーメン”ブーム 都内のケモノ系ラーメン店2軒

人々を魅了するラーメンという食べ物に、“ジビエ”という新ジャンルが流行りつつあることをご存知だろうか。ジビエラーメンだ。2018年11月には農林水産省、日本フードサービス協会、日本ラーメン協会という3団体が、東京と大阪で「ジビエラーメンセミナー」を開催したほどの力の入れようである。ウワサのジビエラーメン店を2軒ハシゴしてきたので、その実食レポートをお届けする。

まず訪れたのは、JR新小岩駅から歩いて3分ほどの距離にある「自家製麺 啜乱会(すすらんかい)」。いただいたのは、定番メニューである「ザ・正油ラーメン」(770円)。豚と鶏、そして鹿肉から取った、3種の動物系のダシが使われているのだという。スープを一口すすってみると、ほんのりと甘みが感じられた。甘みの正体は鹿肉のダシなのだろうが、そこに獣臭さは皆無で、むしろスッキリとした印象。先入観なく食べれば、これがジビエラーメンの一種だとは気づかない。この店には、鹿肉の使用を大々的にアピールしている気配がない。このラーメンはきっと、「ジビエだから」と勇んで食べに行くようなものではなく、誰もが日常的に親しめる1杯に仕上げているのだろう。

 続いて足を運んだ2軒目は、八丁堀駅から徒歩約3分の「麺や 七彩」。ここのメイン商品は福島のご当地グルメである「喜多方らーめん」なのだが、2018年の1年間に、4種ものジビエラーメンを新たに発表している。もみじを使用した「夏のもみじの冷やしラーメン」と「夏のもみじの冷やし担々麺」を季節限定で発売し、秋からは「もみじの担々麺」がレギュラーメニューの仲間入り。今回紹介するのは「牡丹の江戸甘味噌らーめん」(1500円)。「全国ジビエフェア」への参加商品であり、今年2月10日までの限定メニューとなっている。到着した1杯には、豚のチャーシューの代わりに猪肉がゴロゴロ入っていて、まるで“二郎系ラーメン”を想起させるかのようなインパクト。 麺よりもスープよりもまず先に、さっそく猪肉をつまんでみると、一般的なチャーシューに比べて繊維質でありながら、しっとりとした噛みごたえ。骨つき肉が1本ドカッと乗っており、わずかに残っていた身にかぶりつくと、やはりワイルドな気分になれる。プルプルな脂身もたまらない。筆者が今回足を運んだ2軒はどちらも東京の店舗だが、地方でもジビエラーメンは広まりを見せている。ジビエラーメンには、「猪や鹿はこう調理すればおいしくなる」というメソッドが、まだまだ確立されていない感がある。それだけに、各店舗が趣向を凝らして味を創作している。2019年は、ジビエラーメンブームが到来と、予言しておこう。(2019/1/1 WEZZYより)

 

 

【対策】農作物守る防護柵 地球1・8周分

野生鳥獣による農林業被害を防ぐために全国に張り巡らされた防護柵の総延長が、2017年度末時点で少なくとも地球1・8周分に相当する約7万2千キロに及んでいることが農水省の集計で分かった。長野県内だけでも約2360キロに上り、北海道旭川市と那覇市の直線距離に相当する。町独自の設置補助制度も設けている軽井沢町の担当者は「侵入経路を絶った地域では被害報告がほとんど寄せられなくなった」とする。一方、安曇野市はこれまで20キロ余の柵を設けたが、維持管理の人手が確保できず、設置を先送りしている地域がある。被害防止の効果が出ている半面、高齢化などを背景に維持管理が課題になりつつある。(2019/1/1 信毎webより)

 

 

【その他】弾抜き作業中に暴発か、シカ猟仲間の男性死亡

 1月3日午後2時20分頃、岐阜県下呂市馬瀬西村の空き地で、同市の男性(65)の狩猟用の散弾銃から発射された弾が岩口峰夫さん(71)に当たった。岩口さんは約2時間後、死亡が確認された。下呂署の発表によると、2人は近くの山で有害鳥獣駆除のため、他の仲間とニホンジカの猟をしており、狩猟を終え、男性が散弾銃の弾を抜いていたところ暴発したという。同署は業務上過失致死の疑いがあるとみて男性から事情を聞くとともに、暴発の原因を調べている。(2019/1/4 読売新聞より)

 

 

【その他】「御在所ロープウエイ」専務・森豊さん三重

 御在所岳に生息する国の特別天然記念物、ニホンカモシカと共に昭和、平成時代を歩んできた「御在所ロープウエイ」専務の森豊さん(60)。山上にあったカモシカ専門の動物園「日本カモシカセンター」で約30年間、世界中のカモシカの飼育に携わり、閉園後もNPO法人を発足して生態を見守り続けている。ロープウエーは今春、開業60周年を迎える。新しい時代の観光業をどう展開するのか。「シンボルのカモシカと御在所岳の豊かな自然、そして歴史ある湯の山温泉。足元の宝物を磨き、“らしさ”を出すことが鍵」と語る。(2019/1/4 毎日新聞より)

 

 

【その他】五穀豊穣を祈り弓引き神事 篠山・住吉神社/兵庫

 イノシシやシカを描いた板を的に見立てて矢を放つ「弓引き神事」が1月2日、兵庫県篠山市の住吉神社であった。氏子13人が集まり、野生動物から農作物を守る願いを込めた矢に五穀豊穣を祈った。木津地区の伝統行事で、3枚の板にはイノシシ、雌雄のシカがそれぞれ描かれている。射られた板は氏子同士で争奪戦になり、勝者が縁起物として飾るため家に持ち帰る。神事に参加する氏子はお神酒などを堪能して、シキビの葉で互いをたたき合って身を清めた後、射手が今年の方角という東北東に空撃ち。続けて的を射ると、氏子たちが、特にイノシシの板をめぐって激しく争った。(2019/1/4 神戸新聞NEXTより)

 

 

【利用】第3回日本猪祭りin東京開催

2月16日(土)に江東区豊洲のCAFE;HAUSにて全国の猪肉の食べ比べを行う利き猪グランプリやドライエイジングした猪・鹿肉が食べられる日本猪祭りが開催される。郡上里山株式会社(猪鹿庁)が主催し、今年で第3回目。

ドライエイジング協力 佐野佳治氏 株式会社さの萬代表取締役 

当日の熟成肉調理協力 三村 亮 氏 西麻布カルネヤサノマンズ

申し込み方法:事前予約制 グーグルフォームもしくは電話またはFAX 参加費:8640円 定員:200名程度 当日会場に来れなくても、旬の猪肉を自宅で食べれる利き猪セットも販売しています。1月25日まで (2019/1/8 ニコニコニュースより)

 

 

【利用】「多満×猟師工房」/東京

込駅から徒歩3分ほどのところに「多満 × 猟師工房」はある。普通の居酒屋のような外観だが、このお店の売りは猪と鹿を中心とした”山肉”だ。おしゃれで高級というイメージがある”ジビエ”と言わず、あえて”山肉”と表現することで気軽に楽しんで欲しいそう。埼玉に拠点を置く猟師団体「猟師工房」とコラボすることで、相場の半分程度で肉を仕入れ、安く提供している。▲たたき3種盛り(猪、鹿、鴨) 972円▲ 鹿と猪 3種炙り焼き 3,672円 素材の味を堪能できる、炙り焼きもオススメ。猪のスペアリブとロース、鹿のランプ、そして特別に手に入ったということで、希少部位の鹿の首がたっぷり盛られている。交尾前の鹿の首は柔らかいしおいしいそう。▲猪鹿ミートソースのピザ 864円▲4種類のお肉で作ったハンバーグ 1,080円など。(2019/1/8 メシ通より)

 

 

【利用】県産イノシシなどで「ジビエフェア」 ANAホテル岡山

ANAクラウンプラザホテル岡山は1月7日、岡山県産の鹿などのジビエ食材を使用した「おかやまジビエフェア」を始めた。県産ジビエを様々なスタイルで調理したランチを1月末、ディナーは2月末まで1階の「カジュアルダイニング ウルバーノ」で提供する。亥年にちなみ、ランチでは県産イノシシ肉を赤ワインで煮込んだ。ディナーは鹿肉なども楽しめるフルコースとなっている。県の「おかやまジビエ利用促進事業」を活用し実施。同ホテルは同事業に選定された5者の一つで、約52万円の補助金を受けている。(2019/1/8 日本経済新聞より)

 

 

【その他】先史時代のシカ化石、アルゼンチンで発見

アルゼンチン首都ブエノスアイレスのすぐ北の化石発掘地で、先史時代に生息していたシカの化石が発見された。同国のラマタンサ大学が1月7日、明らかにした。化石の正確な年代はまだ特定されていないが、背骨や四肢、歯など、シカの全身の約7割の部位が見つかった。サンペドロ古生物博物館の館長は「シカの脊椎や首が、生存当時のポジションを保っていたのは驚くべきことだ」と語った。このシカの骨格は、歯や脊柱がほぼ完全に揃っているだけでなく、肋骨20本以上、骨盤骨、後肢の骨、大腿骨の一部などが含まれていた。シカは、モレネラフスの一種で、体重が最大で200キロに達した可能性もある。この種のシカは約250万年前から1万2000年前まで続いた更新世に生息。これまで断片的な化石しか見つかっていなかった。(2019/1/9  AFP BB NEWS)

 

 

【対策】おじいちゃんの畑 守れ わな猟免許取得の藤岡工業高生3人奮闘/群馬

 地域の鳥獣害対策を進めようと、群馬県立藤岡工業高の生徒3人がわな猟で奮闘している。畑の野菜を荒らされて困っている生徒の祖父を助けようと決意。高校で学んだ知識を生かして試行錯誤している。動く物を察知するカメラを木に設置しておき、映像をパソコンでチェック。獣道を入念に確認し、授業で学んだワイヤの輪で獣の足を捕らえるわなを仕掛け直す。実践するのは同校3年の小暮啓介さん、笹野大樹さん、萩原悠太さん。本年度のわな猟免許の試験に合格し、狩猟者登録をした。「祖父の畑を守り、安心させたい」とする小暮さんに他の2人も協力し、主に週末に活動している。まだ捕獲の実績はないが、3人は「もっと勉強したい」と意気込んでいる。(2019/1/9 上毛新聞より)

 

 

【その他】恵庭の猟銃誤射死亡 道有林も狩猟禁止に/北海道

 道は8日、昨年11月に恵庭市でハンターが北海道森林管理局の森林官を猟銃で誤って撃って死亡させた事件を受け、道有林で1月15日から3月まで、平日に限り、猟銃を使用した狩猟を禁止する方針を明らかにした。国有林ではすでに同期間に終日の狩猟禁止が決まっており、道内の森林の約6割が禁止対象になる。

(2019/1/9 毎日新聞より)